結婚相談所を選ぶ際、料金や成婚率だけでなく、どんなカウ
ンセラーが何人いて、どのような体制でサポートしてくれるのかも重要な比較ポイントです。
同じ結婚相談所でも、カウンセラーの人数や役割分担、連絡体制が異なれば、受けられるサービスの質やスピードが大きく変わります。
ここでは、カウンセラー人数と対応体制の見極め方を詳しく解説します。
1. カウンセラー人数の違いが与える影響
少人数制(1〜2人担当)
【メリット】
- 一人の担当者が最初から最後まで一貫サポート
- 性格や価値観を深く理解してもらいやすい
【デメリット】
- 担当者が不在時に連絡が滞る
- 繁忙期は返信や対応が遅れがち
多人数制(チーム担当)
【メリット】
- 各分野(お見合い調整、交際サポート、成婚カウンセリング)の専門担当がいる
- 急な相談にも複数の担当者が対応可能
【デメリット】
- 担当が頻繁に変わると一貫性に欠ける
- 個別の背景や好みを細かく理解してもらいにくい
2. 対応体制のパターン
担当者固定型
- 入会から成婚まで同じカウンセラーが専任で担当
- 一貫したサポートが受けられる反面、担当者依存度が高くなる
チーム制サポート型
- 複数のカウンセラーが分業で対応(お見合い調整・交際アドバイス・成婚準備など)
- 担当者の休暇や退職時もサポートが途切れにくい
ハイブリッド型
- 専任担当がつきながら、必要に応じてチームのサポートを併用
- バランスが良く、質とスピードの両立が可能
4. 見落としがちなポイント
- カウンセラーの経験年数や成婚実績
- 連盟本部や他相談所との調整力
- 対応スピード(問い合わせから返答までの時間)
- 平日夜・土日の対応可否
- 担当者が変わった途端にサポートの質が低下
- 繁忙期に返信が数日遅れ、チャンスを逃した
- チーム制だが引き継ぎ不足で同じ説明を何度も繰り返した
【防止策】
- 入会前に「実際のサポート体制」を書面で確認
- 担当者の紹介やプロフィールを事前に見せてもらう
- チーム制の場合は引き継ぎ方法や情報共有の仕組みを質問
- お試し面談や無料相談で対応スピードを体感する
目次
専任担当制かチーム制か
結婚相談所を選ぶとき、料金や成婚率に注目しがちですが、実際の活動中に大きく影響するのがサポート体制です。
特に、「専任担当制」と「チーム制」のどちらでサポートしてくれるのかは、活動の満足度や進め方のスムーズさに直結します。
どちらも一長一短があるため、契約前に仕組みをしっかり理解し、自分の性格や希望に合った体制を選ぶことが重要です。
1. 専任担当制
特徴
- 入会から成婚退会まで、同じカウンセラーが一貫して担当
- 会員の性格や価値観、活動履歴を深く理解してくれる
【メリット】
- 相談しやすく、信頼関係を築きやすい
- 活動履歴や好みを最初から説明する手間がない
- きめ細かいアドバイスが受けられる
【デメリット】
- 担当者不在時(休暇・病気など)はサポートが止まる
- 担当者の力量や相性にサポートの質が左右される
- 多忙な担当者の場合、返信や対応が遅れることも
2. チーム制
特徴
- 複数のカウンセラーやスタッフが分業でサポート
- お見合い調整・交際アドバイス・成婚準備など、担当分野が分かれている
【メリット】
- 担当者不在時も他のスタッフが対応可能
- 各分野の専門スタッフから多角的なアドバイスが受けられる
- 対応スピードが速い
【デメリット】
- 個人の背景や価値観を深く共有しにくい
- 情報の引き継ぎ不足による対応ミスが発生しやすい
- 会員が複数人とやり取りするため、誰に何を相談すべきか迷うことがある
3. 契約前に質問すべきこと
- 活動は専任担当制か、チーム制か、それともハイブリッドか
- 担当者はどの段階で決まるのか(入会時か、活動開始後か)
- 担当者が不在の場合の対応方法
- 情報共有の仕組み(会員の活動履歴や希望条件はどのように管理しているか)
- チーム制の場合、会員が直接やり取りするのは何人か
【防止策】
- 無料カウンセリング時に、実際の担当者またはチームのメンバーに会ってみる
- 担当者変更が可能かどうかを確認
- サポート体制の流れ図や説明資料をもらい、書面で保管
- 担当者が変わる場合の引き継ぎ方法を聞く
専任担当が休みや退職した場合の引き継ぎ方法
結婚相談所で活動していると、担当カウンセラーとの信頼関係がサポートの質を大きく左右します。
しかし、担当者も人間ですから、休暇・病気・異動・退職などで不在になることがあります。
そんなときに引き継ぎがスムーズでないと、お見合いや交際のタイミングを逃したり、サポートの質が急に落ちたりするリスクがあります。
契約前に、この「引き継ぎ方法」がどうなっているかを確認しておくことは必須です。
1. 休みや短期不在の場合
- 短期不在の例
夏季休暇・年末年始・有給休暇・研修など - 対応方法例
- 他のスタッフが一時的に代理対応
- チーム内で共有されている活動記録をもとに迅速対応
- 緊急連絡先(電話・メール・LINE)が別途用意されている
- 不在時の連絡先と対応可能な時間帯
- 誰が代理対応をするのか(専任担当と同じ経験レベルか)
2. 異動や長期休職の場合
- 長期不在の例
出産休暇、病気療養、他部署への異動など - 対応方法例
- 新しい専任担当への正式引き継ぎ
- 面談での顔合わせや自己紹介を事前実施
- 活動履歴・希望条件の詳細メモを新担当に共有
- 新担当決定までの期間
- 引き継ぎの際、本人が同席してくれるか
- 自分が担当者を選べる可能性があるか
3. 担当者退職の場合
- リスク
- 急な退職で引き継ぎが不十分になり、活動が停滞
- 新担当との相性が合わず、活動意欲が下がる
- 対応方法例
- 退職前の引き継ぎ面談を設定
- 活動方針や過去のやり取りをすべて共有
- 希望すれば担当変更や退会も選択可能
- 退職時の引き継ぎフローが決まっているか
- 活動データや記録はどのように保存・共有されるか
- 新担当と合わなければ変更できるか
4. 契約前に質問しておくべき内容
- 担当者不在時の代理対応は誰が行うか
- 情報共有の仕組み(システム・引き継ぎ書・共有会議など)
- 長期不在や退職時の引き継ぎ期間と方法
- 新担当との顔合わせの有無
- 自分から担当変更を希望できる制度があるか
【防止策】
- 無料カウンセリング時に「もし担当者が辞めたらどうなりますか?」と具体的に聞く
- 引き継ぎ方法を契約書や重要事項説明書に明記してもらう
- チーム制相談所の場合は、担当以外のスタッフとも軽く顔をつないでおく
- 活動記録や要望は自分でもメモしておく(新担当への引き継ぎがスムーズになる)
1カウンセラーあたりの会員担当数(少人数の方がきめ細かい)
結婚相談所での活動の質は、担当カウンセラーの力量だけでなく、担当している会員数にも大きく左右されます。
同じカウンセラーでも、担当する会員が多すぎれば一人ひとりへの対応時間は減り、サポートが機械的になる可能性があります。
逆に少人数担当制の相談所は、会員の性格や価値観、過去のやり取りを細かく把握しやすく、より丁寧なサポートが期待できます。
1. 担当会員数の目安
- 少人数担当型(〜20名)
- メリット:きめ細かいフォロー、迅速なレスポンス、個別カスタマイズしやすい
- デメリット:料金が高くなる傾向
- 中規模担当型(20〜40名)
- メリット:バランスが良く、対応の幅も広い
- デメリット:繁忙期には対応スピードが落ちる可能性
- 多人数担当型(50名以上)
- メリット:経験豊富なカウンセラーが多くの事例を知っている
- デメリット:相談予約が取りにくく、サポートが標準化されやすい
2. なぜ少人数制の方がきめ細かいのか
- 会員の希望条件や性格を細かく把握できる
- お見合い後や交際中のフォローを即時に行いやすい
- 会員の活動状況を常に把握できるため、タイムリーな提案が可能
- 交際トラブルや迷いにも素早く対応できる
3. 担当会員数が多すぎる場合のリスク
- 返信や面談予約が遅れる
- 会員の活動状況を把握しきれない
- 画一的なアドバイスになりやすい
- お見合い・交際のチャンスを逃す可能性がある
4. 契約前に質問すべき内容
- 1カウンセラーあたりの平均会員数
- 繁忙期(年末年始・春・秋)も同じ体制で対応できるか
- 面談や連絡の頻度(毎月・必要時のみ・定期+随時)
- 会員数の上限を設けているか
- 担当数が増えた場合のフォロー方法(チームサポートなど)
【防止策】
- 無料カウンセリング時に担当者の会員数を聞き、具体的なフォロー方法を確認
- 少人数制と多人数制の両方の相談所を比較して、自分の希望に合う方を選ぶ
- 面談や連絡の頻度を契約書に明記してもらう
- 繁忙期の対応遅延を避けるため、代理対応体制も確認する
連絡方法(電話・メール・LINE・アプリ)と対応時間帯
結婚相談所での活動中は、交際の進展やトラブル対応、お見合い調整などでカウンセラーとの連絡が頻繁に発生します。
このとき、どの連絡手段を使えるのか、そして対応してもらえる時間帯はいつかによって、活動のスムーズさが大きく変わります。
特に、緊急時にすぐ連絡が取れる体制かどうかは、成婚までの安心感を左右します。
1. 主な連絡方法と特徴
電話
- メリット:緊急時に即対応、感情やニュアンスを伝えやすい
- デメリット:営業時間外は繋がらない、記録が残らない場合がある
メール
- メリット:詳細な内容を文章で残せる、写真や資料も添付可能
- デメリット:返信が遅くなる場合あり、即時性が低い
LINE
- メリット:手軽にやり取りできる、既読確認が可能
- デメリット:プライベート連絡と混在しやすい、履歴が流れやすい
専用アプリ(IBJアプリなど)
- メリット:会員情報・活動履歴と連動、セキュリティ面が安心
- デメリット:通知を見落とす場合あり、操作に慣れが必要
2. 対応時間帯のバリエーション
- 平日昼間のみ対応(9:00〜17:00)
→ 本業がある会員にはやや不便 - 平日+土日対応(10:00〜19:00)
→ 活動のピークである週末に安心 - 夜間対応あり(〜21:00や22:00まで)
→ 仕事帰りや夜の緊急連絡にも対応可能 - 緊急時のみ時間外対応
→ 交際トラブルや急なキャンセル時など限定
3. 契約前に確認すべきポイント
- 使える連絡手段の種類(電話・メール・LINE・アプリなど)
- 対応時間帯と曜日(平日、土日、祝日)
- 夜間や早朝の連絡は可能か
- 営業時間外の緊急連絡体制(直通番号や緊急LINE)
- 連絡手段ごとのレスポンス目安(即日・翌日など)
- 連絡方法の使い分けルール(例:お見合い調整はアプリ、交際相談は電話など)
【注意点】
- 「いつでも連絡OK」という口頭説明は、契約書で制限時間が書かれている場合がある
- LINEは気軽だが、相談所によっては業務外連絡を禁止している場合あり
- アプリ連絡は既読が分からない仕様もあるため、緊急時には不向きなことも
【防止策】
- 契約前に「もし土曜の夜に急なキャンセルが発生したらどう連絡すればいいか?」と具体例を出して質問
- 利用可能な連絡手段と対応時間を契約書や重要事項説明書に明記してもらう
- 連絡方法ごとの推奨シーンを確認しておく
緊急時(週末のデートキャンセル、交際トラブルなど)の対応可否
結婚相談所での活動中、すべてが計画通りに進むとは限りません。特にお見合いやデートは週末に集中し、その直前に急な予定変更やトラブルが起こることもあります。
このような緊急事態に、相談所が迅速に対応できるかどうかは、活動の安心感に直結します。契約前に必ず確認しておきたいポイントです。
- デート当日の体調不良や交通トラブルによるキャンセル
- お見合い会場の急な変更や予約トラブル
- デート中にお相手と意見が衝突し、その場で相談が必要
- お相手から突然の交際終了連絡が来た
- 交際相手との連絡が途絶えた
2. 対応可否が重要な理由
- 即対応が必要なケースでは、数時間の遅れでも状況が悪化する
- 誤解や感情的対立を早期に防ぐことができる
- 緊急時の対応次第で、交際の継続可否が決まることもある
3. 相談所ごとの対応パターン
対応可能型
- 営業時間外でも緊急連絡専用番号やLINEで対応
- 週末や夜間も交代制でカウンセラーが待機
- チーム制で担当不在時も別のスタッフが対応可能
対応制限型
- 営業時間外は基本対応なし(翌営業日対応)
- 緊急時は連盟本部または別窓口に連絡
- 週末や祝日の緊急連絡は可能か
- 営業時間外でも対応してくれるのか(夜間・早朝含む)
- 緊急時の連絡方法(直通電話・LINE・アプリ通知など)
- 対応範囲(デート・お見合い調整・交際トラブルなど)
- 担当者不在時の代替対応体制
【注意点】
- 「緊急時は対応します」という説明でも、実際には翌営業日対応のケースがある
- 緊急対応は無料か有料かを事前確認する必要がある(有償オプションの相談所もある)
- 連盟本部は事務的な対応が中心で、個別アドバイスは期待できないことが多い
【防止策】
- 無料相談時に「もし土曜の夜に急なデートキャンセルが発生したらどうなりますか?」と具体例で質問する
- 緊急連絡先や対応条件を契約書や重要事項説明書に明記してもらう
- 担当者以外のサポートスタッフの連絡先も確認する