結婚相談所に興味はあるけれど「面談ってどんな雰囲気?」「しつこく勧誘されない?」「何を聞かれるの?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
ここでは、実際に結婚相談所の入会面談を受けた体験者の声をもとに、流れや内容、感じたことなどをレポート形式でお伝えします。
【入会面談の基本的な流れ】
面談は多くの場合、1時間〜1時間半ほどで行われ、以下のような流れで進みます。
1. 受付とご挨拶
2. サービス・システムの説明
3. カウンセリング・ヒアリング
4. プロフィール作成のアドバイス
5. 質疑応答・契約説明
実際の体験談から見えたポイント
面談に行った人たちの声から、以下のような感想が多く見られました。
好印象だった点
- カウンセラーが親身に話を聞いてくれた
- 無理な勧誘がなく、冷静に説明してくれた
- 婚活に対する意識が明確になり、モチベーションが上がった
驚いた点・気になった点
- 希望条件について、やや現実的なラインを求められた
- 離婚理由や家族背景など、深い質問が多くて戸惑った
- 条件を見直すきっかけになった
【面談を受ける際の準備ポイント】
はじめての方でも落ち着いて臨めるよう、以下の点を事前に意識しておくと安心です。
- 希望条件(年齢、性格、年収など)を整理しておく
- 過去の婚活歴や恋愛傾向を振り返っておく
- 聞きたいことや不安な点をメモにしておく
- プロフィール用の写真が必要かを確認する

目次
受付とご挨拶
結婚相談所の入会面談は、人生のパートナー探しを始める大切な第一歩です。その最初のステップが「受付とご挨拶」。
この段階での印象や対応が、その後の面談の雰囲気に大きく影響します。緊張する方も多いですが、実際にはリラックスした雰囲気で行われることがほとんどです。
この記事では、初回面談時の「受付とご挨拶」について、実際の流れやポイントを詳しくご紹介します。
どんな場所で行われるの?
相談所の規模やスタイルによって会場は異なりますが、主に以下のような場所で面談が行われます。
- 結婚相談所のオフィス内の面談ルーム
- ホテルのラウンジやカフェスペース(初回のみ)
- オンライン(Zoom等)での面談形式
どの場所でも共通しているのは、「プライバシーが守られた、安心して話せる空間」であることです。
受付からの流れ
1. 受付・到着時の対応
- 予約時間の5分前到着がベスト
- 受付で名前を伝えるとスムーズに案内される
- カウンセラーまたはスタッフが笑顔で対応してくれる
ラウンジやカフェでの面談の場合は、カウンセラーが指定の席で待っていることもあります。
2. 名刺交換と軽い挨拶
- カウンセラーから名刺を受け取ることが多い
- 自己紹介を交えた簡単な会話からスタート
- 「今日は暑いですね」「お忙しい中ありがとうございます」など、軽い会話で緊張をほぐしてくれる
ここでは無理に自分を取り繕う必要はありません。自然体で臨むのがポイントです。
3. カウンセラーとの第一印象を確認する
以下のような点に注目してみてください。
- 話し方に落ち着きや丁寧さがあるか
- あなたの話を遮らずにしっかり聞いてくれるか
- 無理な勧誘や契約を匂わせる雰囲気がないか
最初の10分間で「この人となら相談できそう」と感じるかどうかは非常に重要な判断材料です。
【服装や持ち物のポイント】
服装はフォーマルすぎなくてOKですが、以下を意識すると好印象です。
- 清潔感のあるシンプルな服装(男女ともに)
- 靴や髪型なども整えておくと安心
- 特に必要な持ち物はないが、質問リストや筆記用具があると便利
サービス・システムの説明
結婚相談所の入会面談では、カウンセラーとの初対面・挨拶のあと、いよいよ本格的な説明が始まります。それが「サービス・システムの説明」です。
ここでは、その相談所がどんなサポートを提供しているのか、会員の活動スタイル、成婚までの流れ、料金体系などについて詳しく教えてくれます。
この説明をしっかり聞くことで、自分に合っているかどうかを見極める材料になります。
主な説明内容
サービスやシステムに関する説明は、以下のような項目で進められます。
1. 活動スタイルの種類
- 仲介型:カウンセラーが相手を選んで紹介する
- 検索型:自分で会員検索をして申し込みを行う
- ハイブリッド型:仲介と検索の両方を併用できる
それぞれの特徴や、相談所としてどのスタイルに強みを持っているかを説明されます。
2. 成婚までの流れ
- 登録からプロフィール作成、写真撮影
- お見合いの申込〜成立〜日程調整
- 仮交際、本交際を経て、成婚退会まで
具体的な活動ステップを時系列で説明してくれるため、全体の流れをイメージしやすくなります。
3. サポート体制の紹介
- 専任カウンセラーによる定期面談・メールサポート
- お見合い後のフィードバック・交際アドバイス
- 婚活セミナーや自分磨きサポートの有無
どこまでカウンセラーが関与してくれるのか、自分に合ったサポートが受けられるかを見極めるポイントです。
4. 会員層についての説明
- 男性・女性それぞれの平均年齢、年収、職業など
- 再婚者や子持ちの割合、ハイクラス会員の比率など
自分の希望条件に合う人が在籍しているかどうかを確認するために、具体的な会員データも提示されることがあります。
5. 利用料金とプランの詳細
- 入会金・月会費・お見合い料・成婚料などの説明
- プランによって何が含まれているのか(例:写真撮影付き、お見合い無制限など)
- 割引制度(再婚者割引、シングルマザー応援プランなど)
料金説明は特に重要なので、わからない点は遠慮なく質問しましょう。
【このタイミングで確認すべきこと】
サービス説明の際は、以下のような点に注目・質問すると良いでしょう。
- 自分に合ったプランはどれか
- 再婚や子連れでも活動しやすいか
- 活動期間の目安や成婚率の実績
- カウンセラーとの連絡手段・頻度
- 契約の途中解約・返金制度の有無

カウンセリング・ヒアリング
結婚相談所の入会面談では、サービス説明が終わると、次に行われるのが「カウンセリング・ヒアリング」です。
これは、あなたの性格や結婚観、希望条件、過去の恋愛経験などをもとに、今後の婚活プランを一緒に考える大切な時間です。単なる質問のやりとりではなく、「あなたに合った婚活の道筋」を探る場でもあります。
ヒアリングで聞かれる主な内容
カウンセリングでは、以下のような項目について丁寧に聞き取られます。
1. 現在の状況と婚活への考え
- 婚活を始めようと思った理由
- 現在の生活スタイル(仕事、休日の過ごし方など)
- 家族構成や住環境
2. 恋愛や結婚の価値観
- 過去の恋愛・婚活経験
- 理想とする結婚生活のイメージ
- 結婚に求めるもの(安定感、成長、楽しさなど)
3. お相手に望む条件
- 年齢、年収、職業、学歴などの希望条件
- 性格や趣味、価値観の一致
- 子どもの有無、再婚歴の可否 など
ヒアリングの目的
カウンセリングは単なる情報収集ではなく、以下のような目的があります。
- あなた自身も気づいていない「婚活の軸」を見つける
- 条件の優先順位を整理する
- 実際の活動でどのような出会い方が向いているかを提案する
- 今後のサポート方針(仲介中心/検索中心)を決める参考にする
- 理想の結婚年齢はいつですか?
- お相手に最も求めるものは何ですか?
- これまでのお付き合いでうまくいかなかった理由は?
- 婚活に対して不安に感じていることはありますか?
相談所によっては、これらの内容をもとに「プロフィールのベース」や「紹介方針」まで仮設定してくれることもあります。
- 「思ったより深く聞かれて驚いたけど、自分自身を見つめ直す良い機会になった」
- 「条件だけじゃなく、性格や家庭観も考慮してくれて信頼できた」
- 「否定されることなく、全部受け入れてくれたのが嬉しかった」
この時間を通じて、カウンセラーとの信頼関係が築けると、活動もスムーズになります。
【カウンセリングを受ける前の準備ポイント】
- 自分の結婚観や理想の家庭像を言語化しておく
- 過去の恋愛や婚活を振り返り、気づいたことを整理する
- 希望条件に「こだわりたい部分」と「妥協できる部分」を考えておく
- 正直に話すことを意識する(無理に良く見せようとしない)
プロフィール作成のアドバイス
結婚相談所の入会面談では、サービス内容や活動方針の説明に加え、プロフィール作成に関する具体的なアドバイスも行われます。
婚活においてプロフィールは、第一印象を大きく左右する「名刺代わり」のような存在です。写真・自己紹介文・希望条件などの情報が、あなたの魅力を正しく伝えるためのカギとなります。
そのため、入会面談では、どのようなプロフィールを作成すべきか、どのポイントを意識すべきかをカウンセラーが丁寧にアドバイスしてくれます。
主なアドバイス内容
1. 写真の重要性と選び方
- プロによる撮影を勧められることが多い
- 清潔感、笑顔、自然体の雰囲気が好印象につながる
- 服装や髪型のアドバイスも受けられることがある
カジュアルすぎる自撮りや、過度に加工された写真は避けるべきとされています。
2. 自己紹介文の書き方
- 短すぎず、長すぎず、読みやすい文章構成を
- 自分の性格、趣味、価値観、仕事などをバランスよく盛り込む
- 「どんな結婚を望んでいるか」をしっかり明記する
3. 希望条件の設定の仕方
- 年齢や年収など、理想と現実のバランスを考慮
- 「絶対条件」と「希望条件」に分けて整理するのが効果的
- カウンセラーが第三者視点でアドバイスしてくれるので、視野が広がる
自分では気づかなかった「求められているポイント」を知るきっかけにもなります。
4. プロフィールに記載するその他の情報
- 家族構成、結婚歴(再婚の有無)、子どもの有無
- 喫煙・飲酒の習慣、宗教、趣味、休日の過ごし方など
- カウンセラーが「どの情報をどこまで開示すべきか」も丁寧に指導
個人情報の公開に不安がある場合も、段階的に調整が可能です。
【アドバイス時によくあるやりとり】
- 「この言い回しは柔らかくしてみましょう」
- 「写真は季節感が伝わるものもおすすめです」
- 「この内容をもう少し具体的に書くと、印象が深まりますよ」
カウンセラーがその場で修正案を出してくれることもあり、初めての人でも安心です。
【プロフィール作成において大切な心構え】
- 自分を過大評価しすぎず、過小評価もしない
- 相手への誠実さが伝わる内容を意識する
- 「選ばれる」だけでなく「選ぶ側」としても冷静に自己表現する
プロフィールは「理想の相手に届く手紙」のようなものです。カウンセラーのアドバイスを活かしながら、ありのままの魅力を表現しましょう。
質疑応答・契約説明
結婚相談所の入会面談の終盤に行われるのが、「質疑応答・契約説明」です。ここでは、これまでの説明内容をふまえた上で、あなたが感じた疑問や不安をカウンセラーに直接確認できる時間です。
また、入会を前提とした「契約」に関する具体的な案内も行われますが、その場で即決を求められることは少なく、あくまで慎重に判断してもらうための説明が中心です。
質疑応答のポイント
面談中に聞ききれなかったことや、もっと詳しく知りたいことがある場合、このタイミングで自由に質問できます。
- 会員数や男女比、年齢層などの統計データ
- 成婚率の具体的な算出方法や実績
- 担当カウンセラーは固定制かどうか
- 途中退会や返金制度の有無
- お見合いの申込上限や紹介人数
カウンセラーはこの時点でも親身に対応してくれるため、遠慮せずに正直な疑問をぶつけましょう。
契約説明の内容
質疑応答のあとに行われるのが、実際に入会を検討するための「契約内容の案内」です。
主な説明項目
- 各プランの詳細(料金、サポート範囲、活動期間など)
- 支払い方法(クレジットカード、口座振替など)
- 提出書類(本人確認書、独身証明書、収入証明など)
- 入会後の流れ(プロフィール登録、初回カウンセリング、お見合いの開始時期など)
- 契約書面の読み方と確認方法
説明は丁寧に行われるため、契約に関して不安がある方でも安心して聞けます。
【その場で契約するべきか?】
結論から言えば、「その場で契約しなくてもまったく問題ありません」。
多くの相談所では以下のように配慮されています。
- 資料を持ち帰って検討する時間を設けてくれる
- 契約の無理な勧誘は基本的に行わない
- 家族と相談したい場合など、日を改めての契約にも対応
入会は大きな決断です。十分に納得してから進めることが大切です。
【質疑応答・契約説明で確認しておくと安心なこと】
- 「活動中に困ったとき、どのようにサポートが受けられるか」
- 「希望条件に該当する会員が実際に何人くらいいるか」
- 「追加費用が発生するケースはあるか」
- 「希望すればカウンセラーを変更できるか」
自分が気になる点をあらかじめメモしておき、面談時に確認するのがおすすめです。
