結婚後も安心?夫婦関係の相談サポートがある相談所とは

結婚相談所で成婚退会したカップルの中には、「いざ結婚生活が始まると、思っていたよりも難しい」と感じる方もいます。

生活の中で生じるすれ違いやストレス、育児や家計の悩みは、どんな夫婦にも起こり得るものです。

そんなとき、結婚後の夫婦関係をサポートしてくれる相談所があれば、不安を抱え込まずに相談できる安心感があります。

「夫婦関係の相談サポート」がある結婚相談所の特徴

成婚後のサポートを行う結婚相談所では、以下のような支援が用意されています。

1. 結婚生活に関する定期カウンセリング
2. 夫婦カウンセリングの紹介や実施
3. 育児・家計・生活設計のアドバイス
4. LINE・メールなどの気軽な相談窓口

【なぜ結婚後のサポートが重要なのか?】

  • 結婚前の理想と現実のギャップに直面したときに相談できる場所がある
  • 問題が深刻化する前に第三者の意見を取り入れることで、円満な解決がしやすくなる
  • 「一人で抱え込まない環境」が、夫婦関係を長く健やかに保つ鍵となる

結婚生活に関する定期カウンセリング

結婚生活が始まると、家事の分担、時間の使い方、金銭感覚、親との付き合い方など、日常の中に様々なすれ違いが生まれます。

最初は「小さなこと」と思っていたズレも、積み重なることで大きなストレスになることがあります

そうした問題を未然に防ぐために、多くの結婚相談所では「結婚生活に関する定期カウンセリング」を提供しています。これは、結婚後も夫婦が円滑に関係を築いていけるように設けられた支援です。

定期カウンセリングとは?

一定期間ごとに受けられる夫婦関係の見直し支援

結婚後3ヶ月・半年・1年などのタイミングで、夫婦関係や生活状況を確認するカウンセリングを実施します。話しづらい悩みや、相手に言い出しにくい不満も、第三者であるカウンセラーが間に入ることで、冷静に整理・共有することができます。

定期カウンセリングの主な内容

1. 結婚生活の振り返り

  • 実際に始まった生活で感じた良い点・気になる点を整理
  • 相手への感謝と不満の両面を客観的に見つめ直す
  • 無意識のうちに感じていた「違和感」や「モヤモヤ」に気づくきっかけに

2. コミュニケーションのアドバイス

  • 喧嘩になりやすい話題やタイミングを避ける方法
  • 気持ちを伝えるための「言葉選び」の工夫
  • 相手の意見を尊重しながら、自分の意思もきちんと伝えるスキルを習得

3. 課題が見つかった場合の対応策

  • 家事・育児・金銭面など、明確なズレがある場合は、具体的な対話方法や妥協点の提案
  • カウンセラーによる「第三者視点」での仲裁が可能
  • 場合によっては、個別カウンセリングや追加面談を勧めることも

【どのような夫婦に向いているか】

  • 結婚生活にまだ慣れず、思いをうまく言葉にできない新婚夫婦
  • 気持ちの温度差を感じ始めたカップル
  • 喧嘩を避けるために“本音を我慢している”人
  • 定期的に夫婦関係を見直す機会を持ちたいと考えている人

夫婦カウンセリングの紹介や実施

結婚生活の中では、相手の言動に疑問を感じたり、些細なことで気持ちがすれ違ったりすることはよくあります。

しかし、それをそのままにしておくと、お互いが「わかってもらえない」「どうせ伝わらない」と思い込み、対話を避けるようになることもあります

そんなときに力を発揮するのが、夫婦カウンセリングです。結婚相談所によっては、成婚後のサポートとして、夫婦で受けられるカウンセリングの紹介や、直接実施する体制を整えているところがあります

夫婦カウンセリングの目的と効果

客観的な立場から「関係の整理と再構築」をサポート

夫婦カウンセリングは、感情的なやり取りになりがちな夫婦間の会話を、第三者である専門家が冷静に受け止めながら調整する場です。問題の本質を一緒に見つけ出し、どう向き合えばよいかを考えるきっかけになります。

主なサポート内容

1. 夫婦での対話の場を提供

  • カウンセラーの進行のもと、普段は言い出しづらい話題にも自然に踏み込める
  • 感情的にならずに冷静に話し合える場として機能
  • 「どうして分かってくれないのか」が「そういう考えだったのか」へと変化するきっかけに

2. 関係修復・悪化防止のための支援

  • 喧嘩が続いている、会話が減っているなどの関係悪化を感じている夫婦に対し、適切なコミュニケーション方法を提案
  • 問題が複雑な場合でも、段階的に解決策を模索するプランを提示
  • 「今すぐ解決できなくても、向き合う姿勢を持つこと」が信頼回復の第一歩になる

3. 個別対応も可能

  • 片方の配偶者がカウンセリングを受けたがらない場合、まずは一人で相談することも可能
  • 一方の気持ちを整理した上で、今後の対処法や伝え方を一緒に考える

4. 専門機関との連携

  • 必要に応じて、臨床心理士や家族療法士など外部の専門家と連携
  • 相談所内での対応が難しい場合でも、適切な相談先を紹介してくれる

【どのようなタイミングで利用されるか】

  • 結婚生活に不満や不安を感じるようになったとき
  • 育児や介護、家計などを巡って意見が対立しているとき
  • 夫婦間の距離が広がり始めたと感じたとき
  • 一方が「離婚」を口にし始めた段階で関係を見直したいとき

育児・家計・生活設計のアドバイス

結婚後に直面する現実の多くは、「理想」と「現実」のギャップです。特に、育児・家計・生活の方向性については、夫婦それぞれの価値観が強く出る分、すれ違いが生じやすい領域です。

こうした問題に対して、結婚相談所の中には、成婚後の夫婦に対し、実生活に関わる具体的なアドバイスを提供するサポート体制を整えているところもあります。

【育児・家計・生活設計】とは何を指すか?

育児:子どもの育て方、教育方針、家族との役割分担
家計:収入と支出の管理、貯金や保険の設計
生活設計:住まい・働き方・ライフプランに関する夫婦の将来像

このような生活基盤に関わる項目は、日常生活のあらゆる場面に影響を及ぼします。

主な支援内容

1. 育児に関するすり合わせとサポート

  • 子どもの有無・希望人数・出産のタイミングに関する意識共有
  • 育児の役割分担(どちらがどの程度関与するか)の話し合い
  • 保育園・幼稚園・習い事など教育方針の違いへの対応策の提案

カウンセラーが第三者として入り、偏りのない視点で話し合いを整理します。

2. 家計管理・金銭感覚の調整

  • 夫婦どちらが家計管理を行うか、共同管理か別会計かの方向性を確認
  • 生活費の内訳(食費、固定費、教育費など)を明確にし、適切な予算設計を支援
  • 目標貯蓄額やマネープラン(住宅購入・老後資金など)の作成サポート

場合によっては、ファイナンシャルプランナーと提携して専門的な相談が可能な場合もあります。

3. 生活設計(ライフプラン)の共有と調整

  • 将来的にどこに住みたいか、転勤・移住に対する意識
  • 共働き・専業主婦(主夫)など、働き方と家庭のバランス
  • 子育てが落ち着いた後の人生設計(再就職・起業・介護など)を見据えた話し合い

現実的かつ柔軟なプランニングで、双方が納得しやすい方向を探ります。

【どんな夫婦におすすめか】

  • 結婚後に「こんなはずじゃなかった」と感じ始めた方
  • お金の使い方や育児の分担で意見が食い違うことが多い方
  • 将来のことを話すと衝突してしまう夫婦
  • 漠然とした不安があるが、何を話し合えば良いか分からない方

LINE・メールなどの気軽な相談窓口

結婚後の生活では、些細なことからストレスを感じたり、相手に直接言いにくい悩みを抱えることも少なくありません。

「こんなことで相談していいのか」「カウンセリングを受けるほどでもない」と感じて、気づかぬうちに気持ちが疲弊してしまうケースもあります。

そんなときに心強いのが、LINEやメールなどを通じた気軽な相談窓口です。最近では、結婚相談所が成婚後の会員に向けて、こうした日常的なサポートを積極的に取り入れています

気軽な相談窓口の特徴と内容

1. スマートフォンからいつでも相談可能

  • 時間や場所にとらわれず、思い立ったときにすぐ相談できる
  • ちょっとした悩みや違和感をすぐに吐き出せる場として機能
  • 忙しい人や外出が難しい家庭でも、無理なく利用できる

2. 「話すのは苦手」な人でも安心

  • 会話に緊張してしまう人でも、自分のペースで言葉を選びながら相談可能
  • メール・LINEの文章形式ならではの、冷静な振り返りもできる
  • 時間を置いて返信をもらえることで、焦らず考える余裕が生まれる

3. 第三者視点のアドバイスを受けられる

  • 感情が絡む夫婦間の問題も、客観的かつ優しいアドバイスがもらえる
  • 問題が大きくなる前に、早期対応につなげられる
  • 必要に応じて、面談や専門家との連携にもスムーズに発展可能

4. 匿名性・プライバシーの保護にも配慮

  • 個人情報や相談内容の取り扱いにも配慮がされており、安心して本音を伝えやすい
  • 相談内容が相手に伝わることはないため、心置きなく相談できる

【どんな相談が寄せられるか】

  • 「最近、会話が減ってきたけど自分だけが不満を感じてる?」
  • 「義実家との関係に悩んでいるけど、夫(妻)にどう話すべきか」
  • 「育児や家事の負担が偏っている気がするけど、伝えるタイミングが分からない」

ちょっとした不安や気づきを共有するだけでも、心が軽くなり、冷静に行動するきっかけになります。

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