結婚相談所は「結婚を前提とした出会い」をサポートしてくれる仕組みが整っているため、初めて婚活をする人でも安心して活動を始めることができます。
ただし、実際にどのような流れで利用が進んでいくのかをイメージできていないと、不安や戸惑いにつながりやすいのも事実です。ここでは、入会前の準備から成婚退会までのステップを順を追って詳しく解説します。
1. 無料相談・カウンセリング
- 内容
- 多くの結婚相談所では無料のカウンセリングや説明会を実施
- 婚活の不安や希望条件を相談できる
- 目的
- サービス内容・料金・サポート体制を理解する
- 他の相談所と比較検討する
2. 入会手続き・必要書類の提出
必要書類例
- 独身証明書
- 本人確認書類(免許証・パスポート)
- 収入証明(男性は必須のケースが多い)
- 学歴・資格証明(必要に応じて)
ポン
- 公的証明書を提出するため、会員の身元が保証され、安心感が高い
- 入会金や登録料を支払い、活動を正式にスタート
3. プロフィール作成
- 内容
- 写真撮影(スタジオやプロカメラマン推奨)
- 自己紹介文作成(趣味・価値観・結婚観を記載)
- 希望条件の設定(年齢・居住地・職業・家族観など)
ポン
- 写真と冒頭文が第一印象を大きく左右する
- カウンセラーの添削やアドバイスを受けられる場合が多い
4. 相手探し・マッチング
- 方法
- データマッチング:システムで条件を絞り込み、自分で検索
- 仲人紹介:カウンセラーが相性や希望を踏まえて推薦
- 流れ
- 気になる相手に「お見合い希望」を申し込む
- 双方が承諾するとマッチング成立
5. お見合いの実施
- 調整
- 相談所が日程と場所をセッティング
- 一般的にホテルラウンジや静かなカフェで実施
- 所要時間
- 30分〜1時間程度
- ルール
- その場で連絡先交換は不可
- 費用(飲み物代)は男性が負担するケースが多い
6. お見合い後の意思確認
- 返答方法
- 翌日までに相談所へ「交際希望」または「辞退」を伝える
- 仮交際(プレ交際)へ進む場合
- 双方が希望を出した場合のみ交際スタート
- 複数人との同時交際も可能(比較検討期間)
7. 真剣交際
- 特徴
- 一人に絞り、結婚を前提とした関係に進む段階
- 将来の生活設計・金銭感覚・家族観を話し合う
- 期間
- 1〜3か月が目安
- サポート
- デートプランやプロポーズのタイミングもカウンセラーがアドバイス
8. 成婚退会
- 定義
- 双方が結婚を決意し、相談所を退会すること
- 流れ
- プロポーズや結婚の合意
- 成婚料の支払い(相談所によって有無あり)
- その後
- 婚約〜結婚準備へ進む
目次
6か月で成婚を目指す理想的なタイムライン
結婚相談所での婚活は、一般的に半年〜1年ほどでの成婚が多いとされています。ここでは 「6か月で成婚退会を目指す場合の理想的な進め方」 を、カレンダー形式でわかりやすく整理しました。
【1か月目】入会準備・スタートダッシュ
- 無料カウンセリングで複数社を比較し、自分に合う相談所を決定
- 必要書類(独身証明書・本人確認・収入証明など)を準備
- プロフィール作成(写真撮影+自己PR文作成)
- システム登録後、さっそく検索・紹介で相手探しを開始
【2か月目】お見合い集中期
- 週末を中心にお見合いを3〜4件実施
- 初対面では「また会いたいかどうか」を基準に意思確認
- 仮交際へ進む相手を2〜3人確保
- カウンセラーと振り返りを行い、プロフィールや希望条件を微調整
【3か月目】仮交際の充実期
- 複数の相手と並行して食事やお茶デート(週1回ペース)
- 会話の中で「生活リズム・趣味・価値観」を見極める
- 徐々に本命候補が絞られてくる
- デート後の感想は必ずカウンセラーに報告 → 改善点をフィードバック
【4か月目】真剣交際へ移行
- 2〜3回目のデートで「今後も会いたい」と思える相手を本命に決定
- 他の交際を終了し、真剣交際へ進む
- デート頻度を増やし、将来の話(結婚観・家事分担・子ども・住まい)を具体的に話し合う
- 両親への紹介や、結婚観のすり合わせを開始
【5か月目】結婚への合意形成
- 真剣交際を継続しつつ、結婚を前提にした具体的な話し合いを深める
- プロポーズのタイミングを相談所と調整
- 両家顔合わせの準備や、今後の生活設計(住居・仕事の調整)について話し合う
【6か月目】プロポーズ・成婚退会
- 本命相手に正式にプロポーズ
- 双方が結婚の意思を確認 → 成婚退会の手続きへ
- 成婚料の支払い(相談所による)
- 退会後は婚約者として結婚準備をスタート(指輪・新居・結婚式など)