結婚相談所は通常、入会金・月会費・お見合い料・成婚料といった費用がかかるため、決して安いサービスではありません。
そこで注目したいのが、各社が実施しているキャンペーンや割引制度です。上手に活用すれば、数万円〜十数万円単位で費用を抑えられることもあります。
ここでは、結婚相談所で利用できる主なキャンペーン・割引情報を詳しくまとめます。
1. 入会金・登録料の割引キャンペーン
- 期間限定キャンペーン
新年度(4月)、夏の婚活応援(7〜8月)、年末年始(12月〜1月)など、区切りの時期に実施されやすい。
入会金3万円割引、登録料無料など。
2. 月会費割引キャンペーン
- 初月無料・数ヶ月割引
入会から3ヶ月間は月会費が半額、または初月のみ無料など。
【メリット】
- 活動開始直後の金銭的負担を軽減できる。
3. 成婚料割引
- 一定期間内の成婚で割引
6ヶ月以内に成婚退会すると、成婚料が半額になるなどの特典がある場合も。
【メリット】
- 早期成婚を目指すモチベーションにつながる。
4. 年齢・属性別の優遇割引
- 20代割引
若年層の入会促進を目的に、20代限定で入会金・登録料が半額になる制度。 - シングルマザー・シングルファーザー割引
入会金免除や月会費割引で、子育て世帯を応援する相談所も増えている。 - 再婚応援プラン
バツイチの方に向けて、初期費用を抑える特典を用意している場合がある。
5. 友人紹介キャンペーン
- 紹介者・入会者双方に特典
商品券プレゼントや入会金割引など。
【メリット】
- 知人の紹介で安心感が得られるうえ、双方にメリットがある。
6. 無料体験・相談会特典
- 無料カウンセリング参加で特典
相談会に参加するだけで、入会時に使える割引クーポンをもらえる場合がある。 - 体験会でのマッチングイベント無料招待
イベント参加をきっかけに入会を検討できる。
7. 結婚相談所連盟や大手が実施する共通キャンペーン
- IBJ・JBAなど連盟単位でのキャンペーン
全国加盟相談所で一斉に割引を実施することもあり、広範囲で利用可能。 - 大手(ツヴァイ、パートナーエージェントなど)の大型割引
テレビCMや広告と連動した大規模キャンペーンで数万円規模の割引が行われる。
【活用のポイント】
- 時期を狙う:特に春・夏・年末年始は割引が集中する。
- 属性を確認する:20代、再婚、シングルマザーなど自分に該当する優遇があるか確認。
- 複数社を比較する:同じ時期でも相談所によって割引内容が異なる。
- 条件を確認する:割引適用に「6ヶ月以上の継続利用」など条件がある場合も多い。6
時期を狙う
結婚相談所のキャンペーンや割引は、一年を通して常に行われているわけではなく、特定の時期に集中して実施される傾向があります。
このタイミングをうまく活用することで、入会費用を大きく抑えられる可能性があります。婚活を始める時期を柔軟に調整できる方は、割引が出やすいタイミングを狙って動くのが賢い方法です。
割引が多いタイミングと理由
- 新年度(4月前後)
・「新生活応援キャンペーン」として実施されやすい
・進学・就職・転勤などで環境が変わる時期に婚活を始める人が多い - 夏の婚活応援(7〜8月)
・長期休暇やお盆帰省を意識し、婚活のきっかけを提供
・「夏の特別割引」として入会金や月会費が下がるケースあり - 秋(9〜10月)
・「婚活シーズン到来」として多くの相談所が集客を強化
・年内の成婚を目指す人向けに入会促進キャンペーンを展開 - 年末年始(12〜1月)
・「新年の婚活スタート応援」や「来年こそ結婚」を意識したキャンペーンが多数
・ボーナス時期と重なり、入会を後押しする仕組みが多い
【時期を狙うメリット】
- 費用を大幅に節約できる
入会金無料や数万円割引など、大型キャンペーンが多い。 - モチベーションが高い人が集まる
新年度や新年など「心機一転」のタイミングで婚活を始める人が多いため、真剣度の高い参加者が集まりやすい。 - 成婚までのスケジュールを組みやすい
春に入会 → 夏に交際 → 年内に成婚、など自然な流れを作りやすい。
【注意点】
- 割引があっても「一定期間の在籍が条件」など利用規約がある場合がある
- 人気シーズンは相談所の予約が混みやすく、早めの申し込みが必要
- 「割引につられて入会」ではなく、自分に合った相談所かを必ず確認することが大切
属性を確認する
結婚相談所のキャンペーンや割引には、年齢・家族構成・婚歴などの属性に応じた特典が用意されていることがあります。
自分がどの属性に当てはまるかを確認することで、通常よりも大きな割引を受けられる可能性があります。ここでは、代表的な属性別の割引内容と活用方法を詳しく解説します。
主な属性別割引の種類
- 20代割引(ヤングプラン)
・20代限定で入会金や登録料が半額になるケースが多い
・「早くから婚活を始めてほしい」という相談所の意図から設定されている
・費用を大きく抑えられるため、特にコストを気にする若年層に有利 - シングルマザー・シングルファーザー割引
・入会金無料や月会費割引など、子育て世帯を応援するプラン
・保育支援や、子育て理解のある相手とのマッチングを強化している相談所もある
・経済的負担を軽減できるため、再スタートを切りやすい - 再婚応援プラン(バツイチ割引)
・過去に結婚歴がある人向けに、入会金や登録料が抑えられる特典
・「再婚歓迎」を掲げている相談所では、同じ立場の人が多く活動しているため安心感も得られる - 学生・新社会人応援割引
・まだ経済的に余裕のない層を対象に、低額の月会費で利用できるケース
・特に大学生協や自治体と提携している場合に導入されやすい
【属性確認のメリット】
- 大幅な費用削減
通常よりも数万円〜十数万円の割引になることもある - 自分に近い境遇の会員が集まりやすい
同じ条件で参加している人が多く、マッチングのしやすさにもつながる - 心理的な安心感
例えば「シングルマザー応援プラン」に参加する人同士は、理解し合える関係が築きやすい
【注意点】
- 割引が適用されるのは「年齢制限」や「証明書提出」など条件を満たした場合に限られる
- 一部の割引は期間限定のキャンペーンと組み合わせられない
- 相談所によって「適用範囲」が異なるため、複数社で条件を比較することが重要
複数社を比較する
結婚相談所を選ぶ際に「このキャンペーンはお得そうだから」と、ひとつの相談所だけで即決してしまうのは危険です。
実際には相談所ごとに料金体系・割引の内容・適用条件が異なるため、複数社を比較することが重要です。比較を怠ると「別の相談所の方が条件が良かった」と後悔するケースもあります。
比較するべき主なポイント
- 割引額の大きさ
・A社:入会金3万円割引
・B社:入会金全額無料+月会費初月無料
一見同じような内容でも、トータルでみると差額が大きくなることがある。
- 適用条件の違い
・6ヶ月以上の在籍が必要
・一定期間内の成婚で割引が有効
・年齢・属性限定
割引が大きくても、条件が厳しいと実際には使えないこともある。
- キャンペーンの対象範囲
・大手全国型:全国一律で同じ内容を実施することが多い
・地域密着型:地域限定の独自キャンペーンが充実している場合もある - サービス内容と費用のバランス
・割引額は大きいがサポートが少ない相談所
・割引は控えめだが、手厚いサポートを提供している相談所
単に安いだけではなく、サポートとのバランスを比較することが大切。
【複数社比較のメリット】
- 総額での費用差を確認できる
一見お得に見えても、トータルコストで考えると高い場合がある。 - 自分に合った割引を選べる
属性別割引・季節限定キャンペーンなど、自分に当てはまる条件を比較できる。 - 安心して入会を決断できる
他社と比較したうえで決めれば、「もっと良い条件があったのでは」という不安を避けられる。
【注意点】
- 表示されている割引額だけで判断しないこと(実際は別途費用がかかる場合あり)
- 「期間限定」の言葉に焦って決めない(比較後でも間に合うケースは多い)
- 比較は最低でも 大手1〜2社+地域型1社 を目安に行うとバランスが取りやすい
条件を確認する
結婚相談所のキャンペーンや割引は非常に魅力的ですが、必ずしも誰でも・いつでも無条件に適用されるわけではありません。
割引を使うためには、在籍期間や利用条件など、細かいルールが設定されていることが多いです。条件をよく確認しないまま入会してしまうと「思っていたより割引が使えなかった」と後悔してしまうこともあります。
- 最低利用期間が設定されている
・「6ヶ月以上在籍すること」
・「1年以内に退会した場合は割引分を返金」などの規約がある場合も。 - 対象属性に限られる
・20代限定、再婚者限定、シングルマザー限定など
・自分が対象外の場合は適用されない。 - キャンペーンの併用不可
・「入会金無料キャンペーン」と「友人紹介特典」は同時に使えない
・一番お得に見えるものだけが適用されるケースが多い。 - 成婚・活動期間に関する条件
・「3ヶ月以内にお見合い実施が条件」
・「半年以内に成婚退会で成婚料割引」など、成果や行動が前提になることもある。 - 申込期限やエリア限定
・「今月末まで」「首都圏限定」といった条件つき
・支店や加盟店ごとにキャンペーン内容が違う場合もある。
【条件確認の重要性】
- 想定外の追加費用を防げる
表示された割引をそのまま信じると、後から「条件を満たせず通常料金になった」というケースがある。 - 無理なく続けられるか判断できる
「最低6ヶ月の継続」が条件なら、自分の生活リズムや婚活の計画に合うかを考える必要がある。 - 後悔やトラブルを避けられる
事前に条件を理解しておけば、「聞いていなかった」という不満を持たずに活動できる。
【確認すべきチェックポイント】
- 割引の対象期間や期限はいつまでか?
- 属性条件(年齢・婚歴・家族状況など)に当てはまるか?
- 他の割引との併用は可能か?
- 途中退会の場合に割引分を返金しなければならないか?