お見合いってどうやるの?流れ・マナー・NG例まで徹底解説

結婚相談所に入会し、いよいよ「お見合い」という場面になったとき「どうやって進めればいいの?」「何に気をつけたらいい?」と不安になる方も多いでしょう。

お見合いは結婚への第一歩であり、第一印象が大きく影響します

ここでは、お見合いの基本的な流れから、押さえておきたいマナー、避けるべきNG行動まで詳しく解説します。初めての方でも安心して臨めるよう、しっかりと準備を整えましょう。

お見合いの基本的な流れ

  1. 日程調整
  2. 場所の決定
  3. 当日の服装と準備
  4. お見合いの進行(所要時間:30分〜1時間程度)
  5. 終了とその後の対応

お見合いでのマナー

お見合いでは礼儀や態度が非常に重要です。以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 時間厳守:5〜10分前には到着しておく。
  • 丁寧な挨拶:「はじめまして」「本日はありがとうございました」など、礼儀正しい言葉を意識。
  • 話の聞き方:相手の話に耳を傾け、相槌や質問で関心を示す。
  • スマートフォンは控える:マナーモードにし、会話中は手元に置かない。
  • 会計のスマートさ:多くの場合、男性が支払うが、相談所のルールに従う。

お見合いで避けるべきNG行動

せっかくの出会いを台無しにしないためにも、以下の行動は避けましょう。

  • 遅刻やドタキャン
  • 清潔感に欠ける服装や髪型
  • 上から目線の話し方、説教くさい態度
  • 相手のプライベートを詮索しすぎる質問
  • 一方的に話し続ける、自慢話をする
  • 結婚条件(金銭・親の介護・子どもなど)を初対面で深く掘り下げる
  • 相手を否定する言葉を多用する

【お見合いを成功させるためのポイント】

お見合いの成功には、事前の準備と当日の姿勢が大切です。

  • 相手のプロフィールを事前にしっかり確認する
  • 自然な笑顔を心がける
  • 自分の話ばかりでなく、相手に興味を持つ
  • 終了後の連絡は早めに相談所に伝える

日程調整

お見合いの場は、将来の結婚相手との出会いのチャンスです。そのためには、最初のステップである「日程調整」をスムーズかつ誠実に進めることがとても大切です。

ここを丁寧に行うかどうかで、相手への印象やその後の関係性にも影響が出てきます

結婚相談所では、相談所が間に入り、安心して調整を任せることができますが、自分自身の対応も大切になります。以下に、具体的な流れと注意点を詳しくご紹介します。

1. 候補日と時間帯の提示

まずは、お互いのスケジュールをもとに、候補となる日程を相談所に伝えます。

  • 一般的には土日祝日の日中(10時〜15時頃)が好まれます。
  • 仕事の都合で平日を希望する場合は、夕方以降(18時〜)の提案も可能です。
  • 2〜3日程度の候補日を挙げることで、調整がスムーズになります。

この段階では、「自分の都合だけを優先しすぎない」姿勢が大切です。

2. 相談所が間に立って調整

提示された候補をもとに、結婚相談所が相手側と調整を行います。

  • お互いが直接やり取りすることはありません。
  • 相談所がすべてのやり取りを代行することで、気まずさや行き違いを防ぎます。
  • 日程だけでなく、お見合い場所も一緒に決定します(多くはホテルのラウンジや落ち着いたカフェ)。

3. 日程確定後の案内

調整が完了すると、相談所から正式な連絡が届きます。

  • 日時、場所、当日の流れが明記された連絡が送られます。
  • 改めて相手のプロフィールなどを確認し、事前準備を行いましょう。

この時点で不明点がある場合は、相談所に相談しておくと安心です。

4. キャンセル・変更時のマナー

一度決まったお見合いは、原則として変更・キャンセルは避けるべきです。

  • やむを得ない事情で変更が必要な場合は、できるだけ早めに相談所へ連絡しましょう。
  • 無断キャンセルや直前の連絡は、信用を大きく損ねる可能性があります。
  • 日程調整時点から、すでに「人間性」が見られていることを意識しておくと良いでしょう。

【スムーズな日程調整のためのポイント】

  • 候補日は余裕を持って複数提示する
  • 相手の立場や都合にも配慮する姿勢を忘れない
  • 自分勝手な印象を与えないよう、丁寧な対応を意識する

場所の決定

お見合いの場は、ただ会話を交わすだけでなく、お互いの第一印象や雰囲気を知る重要な時間です。そのため、どこで会うかという「場所の選定」は非常に大切です。

結婚相談所では、安心して話ができる環境が整った場所を選ぶよう配慮されていますが、場所によって印象や会話のしやすさが大きく左右されることもあります。

ここでは、お見合いの場所の決め方や、選ばれる理由、注意点などを詳しくご説明します。

1. お見合い場所の選び方

お見合いの場所は、基本的に結婚相談所が候補を提案し、双方の合意をもって決定されます。以下のような点が考慮されます。

  • 両者のアクセスの良さ
    • 交通の便が良い主要駅(新宿、東京、梅田、名古屋など)付近が選ばれやすいです。
    • お互いの距離が大きく異なる場合は、間を取った中間地点で調整されることもあります。
  • 落ち着いて話せる環境
    • 会話が主となるお見合いでは、静かな空間であることが必須です。
    • 周囲の雑音や騒がしさが少ない場所が選ばれます。

2. よく利用される場所の例

以下は、実際にお見合いの場所としてよく選ばれる施設です。

  • ホテルのラウンジ
    • 格式があり、落ち着いた雰囲気で話しやすい
    • 席の間隔が広く、プライバシーも保ちやすい
    • サービスが丁寧で安心感がある
  • 高級カフェ・ティーラウンジ
    • 駅近でアクセスしやすく、雰囲気も良い
    • カジュアルすぎず、程よく緊張を和らげる空間
  • 結婚相談所が契約する提携施設
    • あらかじめ予約されており、待ち時間も少ない
    • 他の会員も多く利用しており、慣れた対応が期待できる

【場所の予約と注意点】

  • 相談所が事前に席を予約する場合が多く、安心して訪れることができます。
  • 混雑が予想される週末や休日は、予約なしだと待たされる可能性があるため、特に注意が必要です。
  • お見合い時間は30分〜1時間程度。カフェの混雑状況によっては、制限時間がある場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
NGな場所の例
  • ファーストフード店やファミレス
  • 騒がしいカフェ、音楽が大きい場所
  • 個室すぎて閉鎖的な空間(初対面では避けられることが多い)
  • お互いの自宅近くなどプライベートが強すぎる場所

【場所選びのポイントまとめ】

  • アクセスの良さ(中間地点も考慮)
  • 静かで落ち着いた雰囲気
  • 予約が可能、もしくは混雑しにくい場所
  • 会話がしやすく、適度にフォーマルな空間

当日の服装と準備

お見合いは、初めて相手と直接会って話をする大切な機会です。そのため、第一印象がとても重要になります。そして、第一印象の大部分は「見た目」と「立ち居振る舞い」で決まります

服装や身だしなみに気を配ることは、相手に対する敬意の表れでもあります。ここでは、男女別の服装マナーや準備のポイント、注意すべき点について詳しく解説します。

男性編:信頼感と清潔感を意識した装いを

推奨される服装

  • スーツスタイル(ネイビーやグレーなど落ち着いた色)
  • ジャケット+スラックス(カジュアルすぎない組み合わせ)
  • 無地のシャツ(白・水色など清潔感のある色)

【注意点】

  • シャツのしわや靴の汚れに注意
  • 派手なネクタイやアクセサリーは控えめに
  • 香水は強すぎない程度に(または無香)

身だしなみ

  • 髪型は整え、寝癖のないようにする
  • 爪を切り、手元の清潔さにも気を配る
  • ヒゲは剃るか整える(無精ヒゲはNG)

女性編:上品さと親しみやすさのバランスを

推奨される服装

  • ワンピース(淡い色や花柄など優しい印象のもの)
  • ブラウス+スカート(きれいめなコーディネート)
  • 丈はひざ丈程度、露出は控えめに

【注意点】

  • 派手すぎるアクセサリーや香水は避ける
  • ヒールのある靴を履く場合は、歩きやすい高さを選ぶ
  • バッグはコンパクトで清潔感のあるものを

メイクと髪型

  • メイクはナチュラルに仕上げる(濃すぎるメイクは控える)
  • 髪は整え、顔がはっきり見えるようにすると印象が良い

【共通の準備ポイント】

  • 身分証や相談所からの案内の確認
    • 当日の連絡先や集合場所、相手のプロフィールなどを前日に再確認しておく
  • 集合時間には10分前到着を目安に
    • 余裕を持って行動し、焦らないようにする
  • 表情の準備
    • 笑顔を意識し、緊張していても穏やかな雰囲気を保つように心がける
NG例:避けたい服装・態度
  • カジュアルすぎる服(Tシャツ、ジーンズ、スニーカーなど)
  • ブランドロゴが大きく入った服や、派手な柄物
  • だらしない姿勢や声のトーンが低すぎる話し方
  • 鏡を見ずに外出し、身だしなみを整えないこと
  • お見合いの進行(所要時間:30分〜1時間程度)

    いよいよ迎えるお見合い当日。服装や場所の準備が整っていても実際の会話ややり取りの進め方が分からないという方も多いのではないでしょうか。

    お見合いの所要時間は一般的に30分〜1時間程度この短い時間の中で、「また会いたい」と思ってもらえるかどうかが大きなポイントになります。

    自然な会話と礼儀を大切にしながら、相手との距離を無理なく縮めていくことが求められます

    以下に、お見合いの基本的な進行の流れとポイントを詳しくご紹介します。

    1. 最初の挨拶・自己紹介(冒頭5分)

    • 待ち合わせ場所で合流したら、笑顔で丁寧に挨拶をしましょう。
      • 「はじめまして。○○です。本日はお時間をいただきありがとうございます」
    • テーブルに着いたら、軽く自己紹介を交わします。
      • 例:「○○区に住んでいて、普段はIT関係の仕事をしています」など

    ※仲人が同席する場合は、最初の紹介をしてくれてから退席するケースが一般的です。

    2. 趣味や仕事の話(前半10〜20分)

    • 緊張を和らげるためにも、趣味や休日の過ごし方など、話しやすいテーマから始めるとスムーズです。
    • 相手のプロフィールに書いてある情報をもとに話を広げるのもおすすめです。
      • 「○○がご趣味なんですね。私も興味があって…」
    • 無理に話題を作ろうとせず、相手の話に興味を持って聞く姿勢が大切です。

    3. 結婚観や価値観について(後半20〜30分)

    • 会話が少し落ち着いてきたら、結婚に対する考え方や理想の家庭像についても触れていきます。
      • 「将来はどんな家庭を築きたいですか?」
      • 「仕事と家庭のバランスはどのように考えていますか?」
    • あくまで自然な流れの中で、軽く触れる程度がポイントです。
    • 詰問や深掘りしすぎは避け、あくまで雰囲気を大切にします。

    4. 終わりの挨拶と解散(最後の5分)

    • 時間が来たら、感謝の気持ちをしっかり伝えましょう。
      • 「本日はありがとうございました。とても楽しい時間を過ごせました」
    • 名刺交換などは基本的に行わず、連絡先の交換も相談所を通して行います
    • 解散後は、お互いの評価や印象を結婚相談所へ伝え、交際希望かどうかを決定します。

    【お見合い進行の注意点】

    • 会話が一方通行にならないよう、相手に質問を返すことを意識する
    • ネガティブな話題(前の恋愛、愚痴、政治・宗教など)は避ける
    • 相手を急かすような発言や、沈黙を恐れて無理に話し続けることは控える

    終了とその後の対応

    お見合いが無事に終わったあと、ただ「楽しかったな」と感じるだけでなく、その後の対応が極めて重要です。

    どれだけ印象の良いお見合いであっても、返答やマナーに不備があると、せっかくのご縁を逃してしまうこともあります

    ここでは、お見合い終了時のふるまい方から、相談所への返答、仮交際に進む際の流れまでを丁寧に解説します。

    1. お見合い終了時のマナー

    お見合いが終わるタイミングでは、次のような行動を心がけましょう。

    • 感謝の言葉をきちんと伝える
      • 例:「今日はお会いできて嬉しかったです。ありがとうございました」
    • 最後まで丁寧な態度を忘れずに
      • 席を立つ際や店を出るときまで、落ち着いた所作を意識しましょう。
    • 自分から「またお会いしたい」と言うのは控えめに
      • 相談所を通じて返答するのがルールなので、あえて口に出す必要はありません。

    2. 解散後の流れ

    お見合い後は、それぞれが結婚相談所に対して「交際希望」か「お断り」かを伝えることになります。

    提出期限

    • 通常はお見合いの当日〜翌日中(24時間以内)が目安です。
    • 返答が遅れると相手に不安や失礼な印象を与えるため、なるべく早めの対応が望ましいです。

    返答内容

    • 「ぜひまたお会いしたい」と思った場合:「交際希望」
    • 「話はできたが、今後に進むイメージがわかなかった」場合:「お断り」

    返答は相談所が相手に伝えるため、直接自分が伝えることはありません。

    3. 双方が「交際希望」の場合 → 仮交際へ

    お互いが「交際希望」と回答した場合は、**仮交際(プレ交際)**に進みます。

    • この段階では、複数の相手と並行して交際が可能です。
    • 連絡先(電話番号やLINEなど)が交換され、当人同士で連絡を取り合うようになります。
    • 初回のデートの日程調整なども、ここからは自分たちで行います。

    仮交際は「お付き合い」ではなく、「結婚相手としての相性を見極める段階」として、お互いを知る時間です。

    4. 一方が「お断り」の場合 →ご縁は終了

    どちらか一方でも「お断り」の返答を出した場合は、そこでご縁は終了します。

    • お断りの理由は、基本的に相手には伝えられません。
    • 感情的になったり、納得いかないと感じたりしても、相談所の判断を尊重し、次のご縁に気持ちを向けることが大切です。

    【お見合い後の振り返りも大切】

    お見合い後は、ただ結果を伝えるだけでなく、自分自身の対応を振り返ることも重要です。

    • 会話の中で気になる点はなかったか
    • 相手にとって自分は好印象だったか
    • もっとこうすれば良かったと感じた点は何か

    この振り返りを重ねることで、次のお見合いや交際に活かすことができます。

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