成婚退会後に破談になったらどうする？やり直しの対応可否と条件

結婚相談所で「成婚退会」したあと、何らかの理由で結婚に至らず破談になってしまうことは、実は珍しいことではありません。

では、そんなときに再度婚活を始めたい場合、再入会は可能なのか？再スタートするための条件はあるのか？気になる点をまとめて解説します。

なぜ破談になるのか？成婚退会後の主なトラブル

成婚退会後の破談には、以下のようなケースが多く見られます。

• マリッジブルー：結婚が現実的になるにつれて、不安や迷いが出てくる
• 親族の反対：本人同士の気持ちは固まっていても、家族が納得せず話が進まない
• 価値観の不一致：一緒に生活を始める前に、金銭感覚や将来設計の違いが明らかになる
• 信頼の問題：交際後に言動の不一致や嘘が発覚するケース

破談後のやり直しはできるのか？

多くの結婚相談所では再活動が可能

ほとんどの結婚相談所では、成婚退会後の破談にも柔軟に対応しており、再度入会して婚活を再開することが可能です。ただし、相談所ごとに条件がある場合があります。

再入会時の条件と費用

• 再入会可能な期間：成婚退会から数ヶ月以内であれば、割引や優遇措置が受けられることもある
• 再入会時の費用：多くの場合、入会金や登録料などが再度必要。ただし、特別対応として割引が適用されることもある
• 成婚料の返金について：原則として、成婚料は返金されないケースがほとんど

同じ相談所に戻るべき？それとも他を探す？

他の相談所を選ぶ理由

• 前回の対応に不満がある
• 新しい環境で心機一転、気持ちを切り替えて活動したい

過去の反省を活かす

結婚相談所での成婚退会後に破談を経験すると、「もう一度婚活を始めることが不安」という気持ちになるのは自然なことです。

しかし、その経験は、実は次の出会いに生かせる貴重な学びでもあります。「ただ辛い出来事」として終わらせるのではなく、次につなげるためにどう活かすかが大切です。

なぜ「反省を活かす」ことが重要なのか

• 同じ失敗を繰り返さないため
• 自分の価値観や弱点に気づける
• 相手に求める条件が現実的か見直せる
• 客観的に自分を振り返ることで、より自信をもって再活動できる

反省を活かすための具体的ステップ

1. 破談の原因を冷静に振り返る

破談の理由が一方的に相手のせいだったとしても、自分の中にも改善点がなかったかを考えてみましょう。

• 感情的にぶつかってしまったことはなかったか？
• 相手の価値観を受け入れようと努力できたか？
• 結婚生活の現実に対して準備ができていたか？

ここで大切なのは、「責める」のではなく、「気づく」ことです。

2. 自分の理想と現実のギャップを確認する

婚活をする中で「理想の条件」を持つのは当然ですが、相手と実際に向き合う中でズレが生じていなかったかを確認します。

• 条件ばかり重視して、性格や相性を見落としていなかったか？
• 「こうあるべき」という固定観念に縛られていなかったか？

3. 相手への伝え方・接し方を見直す

破談の原因が「ちょっとした誤解」や「伝え方の違い」だった場合、コミュニケーションの方法を振り返りましょう。

• 不満や不安を上手に伝えられていたか？
• 相手の話を聞く姿勢はあったか？
• 自分の気持ちを押しつけていなかったか？

4. 第三者の意見を取り入れる

自分ひとりで反省するだけでなく、信頼できるカウンセラーや友人に相談することで、新たな気づきが得られることもあります。

• 担当者に「破談の理由をどう見ているか」聞いてみる
• 客観的な目線でのフィードバックを受ける

気持ちを整える時間をつくる

結婚相談所での活動、特に「成婚退会後の破談」は、精神的に大きなダメージを受ける出来事です。

そんなとき、すぐに次の婚活を始めるのではなく、まずは気持ちを整えるための“休息の時間”をしっかり取ることが、次の婚活をより良いものにするために非常に大切です。

なぜ気持ちを整える時間が必要なのか？

● 心が疲れていると判断力が鈍る

• 焦って再活動すると、冷静な判断ができず、また同じような失敗を繰り返してしまうリスクがあります。
• 不安や不信感が強い状態では、相手と自然に向き合うことが難しくなります。

● 自信を失った状態では魅力も伝わりにくい

• 「またダメだったらどうしよう」といったネガティブな気持ちが表情や態度に出てしまうことがあります。
• 前向きに活動するためには、自分を取り戻すことが最優先です。

気持ちを整えるための具体的な方法

1. あえて婚活から離れる期間を作る

• 一定期間、婚活のことを考えずに過ごす
• 無理に「早く動かなければ」と焦らない

2. 趣味や好きなことに没頭する

• 映画を観る、美味しいものを食べる、旅行に行くなど、心が満たされる時間を意識的に作る
• クリエイティブなこと（手芸、絵、音楽など）に集中するのも効果的

3. 自分の気持ちを書き出して整理する

• 感じたこと、傷ついたこと、不安なことをノートに書き出す
• 書くことで頭の中が整理され、心が落ち着くこともあります

4. 心の内を信頼できる人に話す

• 親しい友人、家族、あるいは婚活のプロであるカウンセラーに正直な気持ちを打ち明ける
• 誰かに話すことで、孤独感や重荷が軽くなることがあります

5. 自分自身をいたわる言葉をかける

• 「よく頑張ったね」「大丈夫、また前に進める」と自分に優しく語りかける
• 否定ではなく肯定の気持ちを持つことが、再出発の力になります

カウンセラーとよく相談する

結婚相談所におけるカウンセラー（仲人）は、ただのお世話係ではありません。婚活を共に進めていく伴走者であり、客観的に自分を見てくれる貴重な存在です。

特に、破談後や婚活の方向性に迷ったときには、カウンセラーのサポートが非常に重要です。

なぜ「相談すること」が大切なのか？

● 客観的な視点をもらえる

自分ひとりで悩んでいると、どうしても感情的・主観的な判断になりがちです。カウンセラーは冷静かつ客観的に状況を分析してくれるため、冷静な視点に気づかせてくれます。

● 心の整理ができる

不安、後悔、焦り、落ち込み――破談後には多くの感情が混ざります。カウンセラーに気持ちを話すことで、自分自身の気持ちを言葉にしながら整理できる効果があります。

● 問題点や改善点が見えてくる

破談に至った原因や、交際中に見落としていたポイントを、カウンセラーと振り返ることで「次に活かせる反省点」が明確になります。

相談すべき具体的な内容

1. 破談の経緯を率直に伝える

• なぜ交際がうまくいかなかったのか
• どこで違和感を感じたか
• 相手とどんな点で噛み合わなかったか

率直に話すことで、カウンセラーも的確なアドバイスがしやすくなります。

2. 自分の不安や迷いを共有する

• 「また同じ失敗をしないか不安」
• 「今後、どういう人を選べばいいのかわからない」

こうした気持ちを言葉にして話すことで、対処方法や婚活プランの再設計につながります。

3. これからの希望や条件を再確認する

• 「今まではこういう人を選んでいたけれど、方向性を変えたい」
• 「次はもっと○○を重視したい」

新たな軸を共有することで、紹介される相手の質も変わります。