結婚相談所での婚活において、カウンセラー(アドバイザー)の存在は非常に重要です。活動の進め方や相手の選び方、悩みへのアドバイスなど、婚活の成功に直結する役割を担っています。
しかし、人と人との関係である以上、どうしても「相性が合わない」と感じることがあります。そんなとき、我慢せずに適切な対応をとることで、婚活をより前向きに進めることが可能になります。
ここでは、カウンセラーとの相性が合わない場合のサポート体制や変更方法について詳しく解説します。
こんな時は「相性が合わない」かもしれない
以下のような違和感がある場合は、担当変更を検討するサインかもしれません。
- 連絡のペースや返信が遅く不安になる
- 提案内容に納得できない、押しつけがましく感じる
- 話しにくい、緊張して本音が言えない
- 成婚への方針が自分の考えと大きくずれている
違和感を我慢すると、婚活自体がストレスになりかねません。
カウンセラー変更は可能?対応の流れ
多くの結婚相談所では、以下のような対応が取られています。
1. 担当カウンセラーに直接相談
- 自分の希望や不安を正直に伝える
- 具体的な対応を求めることで、改善されることもある
2. 相談所の運営事務局に変更を依頼
- フォームや電話で「担当変更を希望」と連絡
- 理由や希望スタイルを具体的に伝えるとスムーズ
3. 担当変更後のサポート
- 新たな担当者がしっかり引き継ぎ
- 改めて希望条件や活動方針の確認面談が行われることも
【カウンセラー変更に関する注意点】
- 頻繁な変更は相談所側にマイナス印象を与える可能性がある
- 問題が一時的なものでないか、一度冷静に見極める
- 変更理由は感情的にならず、丁寧に伝えることが大切
【相性の良いカウンセラーを見つけるポイント】
- 話しやすく、質問しやすい雰囲気がある
- こちらの希望をしっかり聞き、押しつけない
- 誠実で、婚活の方向性を一緒に考えてくれる
- 定期的に状況確認や面談を提案してくれる
入会前の無料カウンセリングで、相性を見極めることも可能です。
相談所ごとのサポート体制の違い
相談所によって、サポート体制には差があります。
- 担当変更がスムーズにできる体制が整っている
- フィードバックや要望を受け付ける仕組みがある
- カウンセラー同士で情報共有し、全体で支援している
- 定期的な面談を通じて状況をチェックしてくれる
複数の相談所を比較する際は、こうした点も確認しておくと安心です。
目次
連絡のペースや返信が遅く不安になる
結婚相談所において、カウンセラーとの連絡は婚活をスムーズに進めるうえで非常に重要な要素です。
活動中の悩み相談、相手とのマッチングの進捗確認、次の行動へのアドバイスなど、すべてが連絡を通じて行われます。
そのため、カウンセラーからの返信が遅かったり、連絡頻度が極端に少なかったりすると、婚活そのものに不安や不満が募る原因になります。
これは「カウンセラーとの相性が合っていない」と感じる代表的なシーンの一つです。
- メールやLINEへの返信が数日以上かかる
- こちらが質問しても返事が簡素で要点が伝わらない
- 連絡をしない限り、カウンセラーからのフォローが一切ない
- タイミングの重要な場面(お見合い日程や交際の返答)での対応が遅れる
こうした対応が続くと、「自分は大切にされていないのでは?」という疑念が生まれやすくなります。
【連絡が遅いことのデメリット】
- お見合いや交際のチャンスを逃す可能性がある
- 状況に応じた判断が遅れ、対応が後手に回る
- 不安を抱えたまま婚活を続けることになり、精神的な負担が大きくなる
- モチベーションが下がり、活動意欲が低下する
改善を目指すには
連絡のペースに不安がある場合、まずは以下のような方法で改善を試みましょう。
- 「1~2日以内に返信をいただけると助かります」など、希望を具体的に伝える
- コミュニケーション方法(LINE、電話、メールなど)の希望を明確にする
- 緊急時の連絡ルールや対応可能な時間帯を共有しておく
カウンセラー側に改善の意識があれば、対応がスムーズになることもあります。
それでも改善されない場合は
- 相談所の運営側に担当変更を依頼する
- 違うカウンセラーに代わってもらうことで、関係性が良くなるケースも多い
- 対応が変わらない、根本的にサポート体制が合わないと感じる場合は、相談所自体の見直しも検討を
提案内容に納得できない、押しつけがましく感じる
婚活を進めるうえで、カウンセラーからの提案はとても重要な指針になります。お見合いの相手紹介、活動の方向性、交際時のアドバイスなど、専門的な立場からの助言はありがたい存在です。
しかし、カウンセラーの提案が「一方的で納得できない」「自分の気持ちや希望が無視されている」と感じるようになると、それは相性が合っていないサインかもしれません。
- 年齢や年収など、自分の希望と明らかにかけ離れた相手ばかり紹介される
- 自分の意向を話しても、それを否定されるだけで代案がない
- 「この人と会ってみてください」と強引に進められる
- 断る理由をきちんと説明しても、納得してもらえない
このような状況が続くと、自分の気持ちよりも「相談所側の都合で婚活を進められている」という不信感が生まれます。
なぜ「押しつけがましい」と感じるのか?
- 自分の話を十分に聞いてもらえていないと感じる
- 紹介数や成婚実績を重視するあまり、活動のペースが合っていない
- 信頼関係が築けておらず、アドバイスの意図が伝わってこない
このような認識のズレは、婚活への意欲を大きく低下させる要因になります。
対処方法
まずは、率直に「提案の方向性が合っていない」と伝えることが大切です。
- 自分の希望条件を再度整理し、明確に伝える
- 紹介内容についての感想や考えを正直に共有する
- 提案に対して「なぜそう思うのか」を質問し、対話の中で互いの考えをすり合わせる
このようなコミュニケーションを取ることで、改善が見られる場合もあります。
【改善が難しい場合は】
- 担当カウンセラーの変更を相談する
- 自分の意向に寄り添ってくれる担当者へ切り替えることで、活動のストレスが大幅に減ることもある
- 「アドバイスを受ける=従う」ではなく、「一緒に考えてくれる」カウンセラーを選ぶことが大切
話しにくい、緊張して本音が言えない
結婚相談所での婚活において、担当カウンセラーと「本音で話せる関係」が築けているかどうかは、非常に重要なポイントです。
自分の価値観や結婚観、相手に求めること、活動中の悩みや戸惑い。こうした内容は、とてもプライベートで繊細なものです。
そのため、カウンセラーとの間に緊張感があったり、話しにくさを感じたりすると、心からの相談ができなくなり、婚活に支障が出てしまうことがあります。
- 表情が固く、淡々とした対応で安心感がない
- 否定的な言い方をされて、何を話しても受け入れてもらえない気がする
- アドバイスが一方的で、自分の考えを聞いてもらえない
- 「こんなことを言ったら笑われるかも」と思って、素直に話せない
こうした雰囲気では、信頼関係が築けず、カウンセラーとの対話が「本音抜きの表面的なやりとり」になってしまいがちです。
なぜ本音が言えないと問題なのか?
- 自分の希望条件や不安を伝えられず、ミスマッチな紹介が続く
- 活動中の困りごとを相談できず、一人で悩みを抱え込んでしまう
- 提案された相手に対する違和感を言えず、無理に会い続けることになる
- 婚活自体に疲れを感じ、やる気を失ってしまう
本音を話せない状況は、結果的に「婚活がうまくいかない原因」になりかねません。
対処方法
話しにくさや緊張感を感じる場合、まずは次のような対策を試してみましょう。
- 自分の気持ちを正直に伝える:「緊張してうまく話せていないかもしれません」など
- 対面ではなく、LINEやメールで自分の考えを整理して伝える
- 「質問形式」で会話を進めてもらうよう依頼することで、話しやすさが改善されることも
それでも関係性に変化が見られない場合は、カウンセラー変更の相談を考えるべきです。
担当変更を考えるタイミング
- 何度か話しても気持ちが通じないと感じる
- こちらの言葉に対して否定的な反応が多い
- 緊張感が解けず、相談するたびにストレスを感じる
婚活では、自分の想いをしっかり伝え、それに基づいたサポートを受けることが成功のカギとなります。本音を言えない相手にサポートを任せるのは、大きなリスクとも言えます。
成婚への方針が自分の考えと大きくずれている
結婚相談所において、担当カウンセラーの役割は「成婚までの道筋を一緒に描き、実現をサポートすること」です。
しかし、その成婚までの考え方や進め方にズレがあると、活動そのものが苦痛に感じてしまうことがあります。
婚活のペース感、重視する価値観、成婚までのステップなど、カウンセラーの方針と自分の意思が合わないと感じたときは、「相性が合っていない」と判断する大きなポイントになります。
- 短期間での成婚を強く勧められ、焦りを感じる
- 交際相手との関係に慎重に進みたいのに、「早めに決断しましょう」と急かされる
- 自分は価値観重視で選びたいのに、条件(年収・職業)ばかり推される
- 成婚までのステップが相談所のルールに偏りすぎていて、自分の気持ちが置き去りになる
このようなズレがあると、「このまま進めて良いのだろうか」と不安になるだけでなく、婚活に対する自信も失いかねません。
なぜ方針のズレが問題なのか?
- 自分の納得がないまま話が進んでしまい、成婚後に後悔する可能性がある
- カウンセラーに相談しづらくなり、孤独な婚活になってしまう
- 自分の価値観を否定されているように感じ、自己肯定感が下がる
- 婚活が「義務感」や「プレッシャー」に変わってしまい、自然な出会いが遠のく
婚活は、自分自身の価値観と向き合いながら進めるべきもの。そこに納得感がなければ、良い結果にはつながりにくくなります。
対処方法
カウンセラーとの方針のズレを感じたら、まずは以下のように自分の考えを伝えてみましょう。
- 「もう少しゆっくり進めたいと思っています」
- 「条件よりも、性格や会話の相性を重視したいです」
- 「このままの方針だと自分が納得して進めないかもしれません」
素直な気持ちを伝えることで、理解を得られることもあります。
【改善が見られない場合は】
- 担当者の変更を申し出ることで、価値観の近いカウンセラーと出会える可能性がある
- それでも合わない場合は、相談所自体の方針が自分に合っていない可能性もあるため、別の相談所への移籍を検討するのも一つの選択肢