2024年10月31日をもちまして、 良縁ネットの全サービスは終了
現在はTMSによる吸収合併により、サービスが終了
婚活をサポートする仕組みの中で、複数の結婚相談所が会員情報を共有し、相互紹介を行う「連盟型ネットワーク」は非常に重要な役割を果たしています。
そんな中で、長年にわたり信頼を集めてきたのが「良縁ネット(R-net)」です。 本記事では、良縁ネットの特徴や歴史、そして現在の状況までをわかりやすくご紹介します。
良縁ネット(R-net)の概要
良縁ネットは、2003年に誕生した日本初のインターネット型マッチングシステムを提供した結婚相談所連盟です。
加盟相談所が会員情報をデータベース上で共有し、他相談所の会員との出会いを実現することで、婚活の機会を大きく広げてきました。
かつては、NOZZE(ノッツェ)やサンマリエなどの大手とも提携し、約600社の加盟相談所と3万人以上の会員規模を誇る連盟として知られていました。
目次
会員数と会員層
【会員数】約40,000人
【男女の割合】47:53
特徴と強み
良縁ネット(R-net)は、2003年にサービスを開始した日本初のインターネット型婚活ネットワークとして、多くの結婚相談所と会員に活用されてきました。
全国規模のネットワークとシステムの先進性で注目を集め、婚活市場に大きな影響を与えてきた存在です。
ここでは、そんな良縁ネットの代表的な特徴と強みを詳しく解説します。
1. 業界初の「インターネット型相互紹介システム」
良縁ネットは、2003年という時代において、従来の紙ベース・電話ベースの紹介手段に代わるオンラインシステムを導入した先駆的な存在です。
- 全国の結婚相談所同士がリアルタイムで会員情報を共有
- 仲人間の連携を強化し、紹介スピードと精度が大幅に向上
- インターネットの利便性を婚活業界に持ち込んだパイオニア的存在
このシステムにより、遠方に住む会員同士でもスムーズにマッチングができる環境を整えました。
2. 幅広い加盟相談所と豊富な会員数
良縁ネットは、ピーク時に全国約600の結婚相談所が加盟し、会員数も3万人以上に達していました。中小規模の地域密着型相談所から、大手結婚情報サービス企業まで、幅広い事業者が参加していました。
- 多様な婚活スタイルに対応できる相談所が揃っていた
- 地域・年代・職業など、会員層が豊富でマッチングの幅が広い
- 都市部だけでなく地方の会員にも出会いの機会を提供
このネットワーク構成が、全国どこにいても婚活が可能な体制を実現していました。
3. 高い信頼性と安心感のある仕組み
良縁ネットに加盟するためには、独身証明書、本人確認書類、年収証明書など、厳格な書類提出と審査を経る必要がありました。
- 結婚の意思がはっきりした会員のみが登録されていた
- 本人確認を徹底しており、成りすましや詐称が起こりにくい環境
- カウンセラーや仲人が仲介する安心のサポート体制
信頼性を重視する真剣な婚活利用者にとって、安心して活動できる基盤が整っていたのが大きな強みでした。
4. 仲人型のサポートが充実
良縁ネットは、いわゆる「仲人型」の結婚相談所が多数加盟しており、単なるデータ紹介ではなく、人的サポートが重視されていました。
- 経験豊富なカウンセラーが交際から成婚まで丁寧にサポート
- 相手とのやり取りやフィードバックのアドバイスを受けられる
- 自分の希望や性格に合った相手探しを第三者視点で支援
この人的フォローは、自己判断に頼らない婚活の安心材料になっていました。
5. 大手他社との積極的な業務提携
良縁ネットは独自の運営だけでなく、他の大手結婚相談サービスとも連携を進めていました。
- 2014年:NOZZEと提携
- 2015年:サンマリエと提携
- 他にも業界内連盟とのシステム接続や相互紹介を実施
こうした拡張的な姿勢により、常にネットワークの拡大と利便性の向上を追求していた点も、他連盟との違いでした。
概要
【所在地】大阪府大阪市中央区西心斎橋2-2-7 御堂筋ジュンアシダビル7F
【創業】2001年5月