成婚後の両家顔合わせ・挙式準備はどこまで相談できる?

結婚相談所を利用してパートナーと出会い、無事に「成婚」までたどり着いたとしても、その後には大きな節目が待っています両家の顔合わせや挙式の準備など、人生の中でも重要なイベントが続きます

このような場面で「結婚相談所はどこまでサポートしてくれるのか?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、成婚後のサポート内容について詳しく解説します。

成婚=ゴールではない

結婚相談所における「成婚」とは、一般的に「婚約」や「結婚の意思が固まった段階」を指します。これは退会のタイミングでもあり、相談所のサポートが終了する目安にもなります。
しかし、実際にはその後に必要な準備が多く、特に両家顔合わせや結婚式の計画には悩みがつきものです。

両家顔合わせに関するサポート

多くの結婚相談所では、成婚後すぐに両家顔合わせの準備に入ることを想定しています。相談所によっては、以下のようなアドバイスやサポートを提供しています。

主なサポート内容

  • 顔合わせのタイミングや流れの説明
  • 会場の選び方(料亭・レストランなど)
  • 当日の服装マナー
  • 手土産の選び方と相場
  • 顔合わせの進行表(しおり)作成のサポート

相談所によっては、顔合わせをスムーズに進めるための資料を提供してくれるところもあります。

挙式準備に関するサポート

挙式の準備については、基本的には相談所のサポート外となることが多いですが、一部の相談所では以下のような支援を行っています。

挙式準備の支援例
  • 提携の式場やドレスショップの紹介
  • 結婚準備に関するセミナーやイベントの開催
  • ブライダルプランナーの紹介

こうしたサポートが受けられるかどうかは、事前に確認しておくことが大切です。

【相談できる範囲を確認しておくポイント】

結婚相談所を選ぶ際や、成婚間近になったときには、次の点をチェックしましょう。

  • 成婚退会後も相談できる体制があるか
  • 両家顔合わせや挙式準備に関するオプションサービスがあるか
  • サポートの範囲が無料か有料か
  • 実際にサポートを受けた人の体験談や口コミ

これらを事前に把握しておくことで、安心して結婚準備を進められます。

顔合わせのタイミングや流れの説明

結婚相談所で成婚が決まると、次の大きなステップが「両家の顔合わせ」です。これは、結婚に向けて両家の親同士が正式に初めて会う大切な場であり、礼儀や段取りが非常に重要になります。

結婚相談所では、こうした顔合わせの基本的なマナーや段取りの説明を丁寧に行ってくれることがあります。

顔合わせのタイミング

結婚相談所では、以下のような時期を目安に顔合わせを勧めるケースが多いです:

  • 成婚から1か月〜2か月以内が理想
  • お互いの親へ事前に報告を済ませてから
  • 婚約指輪の購入や結納の話が出る前の段階

早すぎると準備が整っていないことがあり、遅すぎると親側の不安を招く場合もあります。

顔合わせの流れ(基本の進行例)

相談所では、以下のような一般的な流れを説明してくれることがあります:

  1. 会場選び
    • 主にホテルの個室、料亭、落ち着いたレストランなど
    • 両家の中間地点を選ぶのが理想
  2. 当日の服装
    • 男性:スーツ
    • 女性:ワンピースやスーツ(華美すぎないもの)
    • 親も同様に落ち着いたフォーマルな服装が基本
  3. 席次の決め方
    • 通常、上座に年長の親が座る
    • 案内役は基本的に新郎(男性)
  4. 挨拶と自己紹介
    • 最初に新郎側が開会の挨拶
    • 各自が自己紹介(名前・関係など)
  5. 歓談と食事
    • 話題の内容は、出身地、趣味、子どもの幼少期の話など
    • お互いの価値観を確認する時間
  6. 今後の予定共有
    • 結婚式の予定や新居、入籍日などを軽く話す
    • 必要であれば、結納の有無などにも触れる
  7. 締めの挨拶
    • 新郎が感謝の意を述べ、終了を告げる

顔合わせの資料・しおり

一部の結婚相談所では、**顔合わせの進行表や「しおり」**のテンプレートを提供しています。これにより、当日の流れがスムーズになり、両家の緊張も和らげる効果があります。

しおりに含まれる情報の一例
  • 当日の流れ
  • 両家のプロフィール
  • 結婚に向けた今後のスケジュール
  • 簡単なメッセージなど

会場の選び方(料亭・レストランなど)

両家顔合わせの会場選びは、場の雰囲気や両家の印象を左右する重要なポイントです。

結婚相談所では、初めて顔合わせを行うカップルや家族が迷わないよう、会場選びの基準やおすすめのスタイルをアドバイスしてくれることがあります。

会場選びの基本的な考え方

結婚相談所では、以下の点を考慮したうえで会場選びをサポートすることが一般的です:

  • アクセスの良さ
    両家の中間地点や、交通の便がよい駅近の施設が好まれます。
  • 静かで落ち着いた雰囲気
    周囲が騒がしくない場所(個室があるかどうかも重要)。
  • 和やかな会話ができる環境
    テーブルの形状や席の配置もポイントになります(横並びか向かい合わせかなど)。

会場のタイプ別アドバイス

結婚相談所では、以下のような会場タイプごとの特徴と選び方をアドバイスしてくれます。

1. 料亭(和食・日本料理)

  • 格式ある印象を与えたいときに最適
  • 和室や座敷、個室があり、静かな空間が多い
  • 年配の親御様が安心して過ごせる
  • 季節感のある料理やおもてなしを重視したい方に人気

2. ホテル内レストラン

  • 落ち着いた雰囲気で安心感がある
  • スタッフの対応が丁寧でサービスも充実
  • 予約やキャンセル時の対応も柔軟
  • 駐車場や宿泊の利便性も高い

3. 一軒家レストラン・洋風レストラン

  • 少しカジュアルだが、こだわりの料理と雰囲気が楽しめる
  • 若いカップルに人気
  • ドレスコードを事前に確認する必要あり
  • 和洋折衷のメニューが選べるところも

4. 個室付きレストラン(チェーン店含む)

  • 予算を抑えたい場合に便利
  • 半個室や完全個室を選べばプライバシーも確保可能
  • アットホームな雰囲気で親しみやすい

会場選びのサポート内容

結婚相談所では、以下のような具体的なサポートを提供することがあります:

  • 過去の利用者が使ったおすすめの店舗リストの提供
  • 両家の希望を聞いた上での会場候補の提案
  • 顔合わせにふさわしい会場チェックポイントの説明
  • 希望があれば予約代行や問い合わせサポートも対応(※有料オプションの場合あり)

当日の服装マナー

両家顔合わせは、正式な場であり、第一印象が非常に重要となる場面です。

そのため、服装には「清潔感」や「品位」が求められます。結婚相談所では、当日にふさわしい服装マナーについて具体的にアドバイスしてくれることが多くあります。

服装マナーの基本的な考え方

結婚相談所では、服装選びに関して以下のようなポイントを丁寧に説明してくれます:

  • フォーマル寄りで清潔感のある装いを選ぶ
  • 派手すぎず、落ち着いた色味・デザインが好印象
  • 両家で服装の「格」を揃える(片方だけカジュアルにならないように調整)

男性の服装マナー

基本スタイル

  • ダークカラーのスーツ(黒・ネイビー・グレーなど)
  • ワイシャツは白や淡いブルーが無難
  • ネクタイはシンプルな無地やストライプ

【注意点】

  • 派手なネクタイやカジュアルなジャケットは避ける
  • 靴は革靴、できれば黒のストレートチップ
  • 髪型・ひげ・爪などの身だしなみにも注意

女性の服装マナー

基本スタイル

  • 落ち着いたワンピースやスーツ
  • 色はベージュ、ネイビー、淡いピンクなどが好印象
  • 丈は膝丈~ミモレ丈が適切

【注意点】

  • 肩出しや露出の多い服装は避ける
  • 華やかすぎるアクセサリーや香水は控えめに
  • 靴はヒール付きのパンプス(派手すぎないもの)

両親の服装マナー

両家の親同士も初対面となるため、カジュアルすぎず、控えめで品のある服装が望まれます。

父親の場合

  • ダーク系のスーツにネクタイ
  • ネクタイはお祝いの場にふさわしい淡い色が人気

母親の場合

  • フォーマルなワンピース、またはツーピース
  • ジャケット付きのセットアップも好まれる
  • 上品で控えめなアクセサリーでまとめる
相談所での具体的サポート例 結婚相談所では、以下のような形で服装マナーに関するアドバイスが行われます:

  • 写真付きで「好印象な服装例」を紹介
  • 季節や会場に合わせたスタイル提案
  • 両家の服装のバランスをとるための事前調整アドバイス
  • 購入やレンタルの店舗紹介(オプションサービス)

手土産の選び方と相場

両家顔合わせの場では、手土産を持参することが一般的なマナーとされています。

結婚相談所では、こうした手土産の選び方や相場、渡し方のマナーまで含めて丁寧にアドバイスしてくれることが多く、初めての方でも安心です。

手土産の意味と必要性

手土産は、「これからよろしくお願いします」という挨拶や感謝の気持ちを形にしたものです。
また、お互いの家庭文化や気遣いの姿勢が伝わる場面でもあります。
結婚相談所では、手土産が必要かどうか、また両家で持参するかを事前にバランスよく調整するように助言してくれます。

手土産の選び方

以下のようなポイントが、結婚相談所で案内されることが多い基準です。

基本的な選び方のポイント

  • 地元の名産品や人気の和菓子など、上品なもの
  • 日持ちがするもの(3日以上が理想)
  • 個包装されていて分けやすいもの
  • アレルギーや食の好みに配慮(甘いものが苦手な方にはお煎餅など)
人気のある手土産例

  • 高級和菓子(羊羹・最中など)
  • 洋菓子(フィナンシェ・バームクーヘン)
  • お茶やコーヒーの詰め合わせ
  • 地元で評判の菓子折り
  • 高級フルーツゼリーやジャムセット

相場の目安

結婚相談所では、手土産の金額についても「高すぎず安すぎず」が基本とされ、以下のような目安がよく紹介されます。

  • 3,000円〜5,000円程度が一般的
  • 両家で金額感を揃えるよう調整(不公平感を避ける)

あまりに高価なものは気を遣わせてしまい、逆に安すぎるものは失礼になることがあります。

手土産の渡し方マナー

相談所では、渡し方の流れやタイミングについても具体的なアドバイスがあります。

渡すタイミング

  • 顔合わせの冒頭、あいさつが済んだ後が一般的

渡し方のマナー

  • 「つまらないものですが」ではなく、「地元で人気のお菓子です」など前向きな言葉で
  • 相手側が座っている状態でも、立って両手で渡す
  • 袋から出して手渡しする(袋は持ち帰る)
相談所でのサポート内容の例 結婚相談所によっては、以下のような手土産に関するサポートが用意されています:

  • おすすめの手土産リストの提供(地域・年代別)
  • 両家で事前に相談・調整するためのアドバイス
  • 実際のやり取りを想定したマナー研修
  • 贈答品専門店やオンラインストアの紹介

顔合わせの進行表(しおり)作成のサポート

両家顔合わせは、一生に一度の特別な場面。緊張感もあり、「何を話せばいいのか」「進行がスムーズにいくか心配」と感じる方も多いものです。

そこで結婚相談所では、当日の流れを整理した進行表(しおり)の作成をサポートしてくれるところが増えています。

しおりとは?

しおりとは、当日の顔合わせの流れや内容をまとめた冊子や紙資料のことです。
あらかじめ配布しておくことで、進行がスムーズになり、両家の会話も自然に生まれやすくなります。

相談所でのしおり作成サポート内容

結婚相談所では、以下のような形でしおり作成の支援を行ってくれます:

1. テンプレートの提供

  • 顔合わせ用のしおりの「雛形(フォーマット)」を提供
  • Word、PDF形式などで編集可能
  • 初めてでも使いやすいシンプル設計

2. 内容構成のアドバイス

  • どんな項目を入れると好印象か
  • 両家の情報をどのように記載すべきか
  • 「硬すぎず・カジュアルすぎず」のバランスを取る方法

3. 文例・デザインサポート

  • あいさつ文や自己紹介文の例文を提案
  • 印刷方法や持参時のマナーも説明
  • 必要に応じてデザインの相談も可能(※一部オプション)
しおりに入れる主な内容(例) しおりに記載する代表的な内容は以下の通りです:

  • 表紙(両家の名前、日付、顔合わせのタイトル)
  • ご挨拶文(本人から両家へのメッセージ)
  • 両家の家族紹介(氏名・続柄・趣味など簡単なプロフィール)
  • 当日の進行表(時刻・内容の目安)
  • 今後の予定(入籍、挙式、同居などの簡易スケジュール)
  • お祝い言葉・お礼の言葉など

【しおり作成のメリット】

結婚相談所では、しおりの活用によって以下のような安心感と信頼感が生まれると説明しています:

  • 両家が対等な立場で準備に参加できる
  • 事前に内容を共有することで当日が円滑に進む
  • 「しっかり準備している」という好印象を与える
  • 会話のきっかけにもなる

【注意点と相談所からのアドバイス】

  • 両家の雰囲気や価値観に合わせて、内容や表現を調整する
  • 硬すぎる文章にならないよう注意
  • プライバシーに配慮し、必要以上に詳しく書かない

結婚相談所では、過去の実例に基づいて「程よい距離感のしおり作成」をサポートしてくれるため安心です。

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