会員の身元保証って本当?必要書類と審査内容の実態

「結婚相談所は身元が保証されているって聞くけど、本当?」この疑問を持つ方は少なくありません。

現代ではマッチングアプリやSNSを通じた出会いも多い中、「信頼できる相手と出会えるかどうか」は、婚活において極めて重要なポイントです。

結論から言えば、結婚相談所では身元確認が厳格に行われており、信頼性の高い会員のみが登録されています

その背景には、しっかりとした書類提出と審査体制があります。以下では、その具体的な内容を詳しくご紹介します。

■ 結婚相談所が行う“身元保証”のしくみ

結婚相談所では、以下のような公的書類の提出が義務付けられており、身元の確認を徹底しています。

【主な必要書類】

  1. 本人確認書類
     – 運転免許証・健康保険証・パスポートなど
     ⇒ 本人であることを確認するために必須です。
  2. 独身証明書
     – 本籍地の役所で発行される公的書類
     ⇒ 法的に婚姻状態でないことを証明。既婚者の登録を防ぎます。
  3. 住民票
     – 居住地を明らかにするための書類
     ⇒ 本人の居住実態を確認します。
  4. 収入証明書(主に男性)
     – 源泉徴収票・課税証明書・確定申告書など
     ⇒ 年収を正確に提示。収入詐称を防止します。
  5. 学歴証明書
     – 卒業証明書・卒業証書など
     ⇒ 最終学歴の裏付けとして必要です(大卒以上が条件の相談所もあり)。
  6. 資格証明書(職種による)
     – 医師・弁護士・公認会計士など、専門資格が必要な職業の場合に提出

■ 審査内容とその目的

結婚相談所では、上記の書類を元に「信頼できる人物であるか」を確認します。以下のような観点からチェックされます:

  • 本人確認が取れているか
  • 法的に独身であるか
  • 経済的に自立しているか
  • プロフィールの内容と書類が一致しているか

これらをクリアして初めて「正式な会員」として登録されます。

【審査の厳しさは相談所によって異なる】

大手の結婚相談所(IBJ加盟店など)では、上記の提出が必須条件です。一方、一部の地域密着型や簡易型サービスでは、身元確認が甘い場合もあるため、比較検討の際には審査の厳しさも確認すべきポイントです。

■ マッチングアプリとの違い

項目 結婚相談所 マッチングアプリ
本人確認 顔写真付き身分証+複数の書類 身分証1枚(アプリによっては省略可)
独身確認 独身証明書の提出が必須 自己申告が基本
収入・学歴の確認 書類で証明 任意、または確認不要
審査通過しなければ登録不可 ×(誰でも登録可能)

結婚相談所の会員は「審査を通った信頼できる人だけ」という大きな安心感があります。

本人確認が取れているか

結婚相談所での活動において、「その人が本当に存在しているか」「なりすましや虚偽登録ではないか」という信頼性を確保するために、最も基本的かつ重要なのが本人確認です。

では、実際にどのような方法で確認が行われるのでしょうか?以下で詳しく解説します。

■ 結婚相談所での本人確認方法

結婚相談所では、原則として「顔写真付きの公的身分証明書」の提出が義務付けられています。

有効とされる書類の例
  • 運転免許証
  • パスポート
  • マイナンバーカード
  • 住民基本台帳カード(写真付き)

これらの書類によって、

  • 本人の氏名
  • 生年月日
  • 顔写真
  • 発行機関

が明確に確認できるため、なりすましや虚偽の登録を防止することができます。

【なぜ本人確認が重要なのか?】

婚活におけるトラブルの多くは、「相手の正体がはっきりしない」ことから起こります。たとえば…

  • 年齢や名前をごまかしていた
  • 既婚者だった
  • 実在しないプロフィールだった

など、本人確認が不十分なサービスでは、こうしたリスクが高くなります

一方、結婚相談所では面談時に実物の身分証と照合することで、登録内容との整合性も確認されるため、登録情報に信頼性があるのです

【顔写真の照合まで行われる場合も】

多くの相談所では、本人確認書類の顔写真と登録時に提出するプロフィール写真の一致をチェックします。さらに、初回面談の際に直接対面またはオンラインで本人確認を行い、

  • 声のトーン
  • 話し方
  • 写真との整合性

なども含めて、実在する人物かどうかを判断しています。

■ マッチングアプリとの違い

項目 結婚相談所 マッチングアプリ
本人確認書類 公的書類の提出+面談での照合 写真を撮ってアップロードするだけ
顔写真の一致確認 実際にスタッフが目視で確認 自動処理または未確認
登録時の面談 対面・オンラインで実施されることが多い なし
なりすまし・虚偽登録の防止力 非常に高い 低め

信頼性という点で、本人確認の徹底度には大きな差があります。

法的に独身であるか

結婚相談所では、安心して婚活できるよう「登録者が法的に独身であること」を必ず確認しています。その確認方法として重要なのが、「独身証明書」の提出です。

以下では、独身証明書の詳細とその意義について解説します。

■ 独身証明書とは?

独身証明書とは、その人が現在婚姻状態にない(=独身である)ことを公的に証明する書類です。正式名称は「結婚情報サービス・結婚相談業者提出用証明書」とも呼ばれ、本人の本籍地の市区町村役場で発行されます。

【証明書に記載される内容】

  • 本人の氏名
  • 生年月日
  • 現在、戸籍上独身であることの証明
  • 発行日・発行役所名・公印

これは、日本の戸籍制度に基づく「法的に独身」という証明であり、既婚者・離婚届未提出の人・重婚を狙う人などの不正な登録を防ぐために欠かせません。

【なぜ独身証明書が必要なのか?】

結婚相談所では、以下のようなトラブルを未然に防ぐため、独身証明書の提出を必須としています:

  • 既婚者による不正登録の防止
  • 離婚手続きが済んでいない人の活動排除
  • 再婚を装っている人の確認
  • 虚偽申告による詐欺やトラブル防止

特に、「交際してから既婚だと発覚した」「相手が実は離婚していなかった」といった事例は、マッチングアプリなど身元確認が甘いサービスで起こりがちです。

結婚相談所では、法的に結婚できる状態の人だけが登録・活動できる体制が整っています。

【取得方法(ご参考)】

独身証明書は、以下の方法で取得可能です。

【必要なもの】

  • 本人確認書類(免許証など)
  • 本籍地の役所への申請
  • 申請書と手数料(数百円程度)

【取得手段】

  • 役所窓口で直接申請
  • 郵送申請
  • 一部自治体ではオンライン請求可能

取得自体は難しくなく、1週間程度で発行可能です。

■ マッチングアプリとの比較

項目 結婚相談所 マッチングアプリ
独身確認手段 独身証明書の提出が義務 基本的に自己申告のみ
登録条件としての信頼性 高い(戸籍確認あり) 低い(既婚者も紛れ込める)
トラブルの可能性 非常に低い 既婚者とのトラブル事例あり

経済的に自立しているか

結婚を考える上で重要になるのが、相手が経済的に自立しているかどうかです。収入が不安定だったり、生活能力に欠けていたりする相手とは、結婚後の生活に不安が伴います。

結婚相談所では、この「経済力」についても厳格な確認を行います。以下ではその実態を詳しくご紹介します。

■ 結婚相談所の「経済的自立」の確認方法

結婚相談所では、主に男性会員に対して「収入証明書」の提出を義務づけています。これにより、申告された年収や職業が本当に事実であるかを確認できます。

【提出が求められる書類】

  • 源泉徴収票(会社員)
  • 確定申告書の控え(自営業)
  • 課税証明書・所得証明書(市区町村発行)

これらの書類により、会員の年収・収入の種類・納税実績を確認することができます。

【女性の場合】

女性にも収入証明を求める相談所はありますが、基本的には経済力よりも結婚観や家事・育児に対する考え方が重視される傾向があります。ただし、ハイスペック女性向けの相談所では男女問わず提出を求める場合もあります。

【なぜ収入確認が必要なのか?】

  • 虚偽申告の防止:年収を偽って「年収800万円」と記載するなど、誤解を招く情報の流布を防ぎます。
  • 安心できる出会いの提供:経済的に安定している相手と安心して結婚を考えられる。
  • 条件によるマッチングの精度向上:収入や職業が正確に把握されていることで、希望条件に沿った紹介が可能になります。

【実際の年収条件と入会基準】

多くの結婚相談所では、男性に対して次のような入会の最低条件を設けています:

  • 年収300万円以上(20代)
  • 年収400〜500万円以上(30代)
  • 定職に就いており、安定した生活基盤があること

特にIBJ(日本結婚相談所連盟)加盟の相談所では、年収証明がなければ年収欄の記載ができないというルールがあり、非常に厳格です。

■ マッチングアプリとの違い

項目 結婚相談所 マッチングアプリ
収入確認の有無 書類提出で厳格に確認 自己申告(証明不要)
年収の信頼性 高い(虚偽不可) 低い(盛る・偽ることも可能)
職業の確認 在籍証明・名刺などで裏付け可能 基本的に未確認

プロフィールに書かれている年収や職業は、すべて事実に基づいたものとして安心できます。

プロフィールの内容と書類が一致しているか

結婚相談所では、会員が提出するプロフィール情報と、本人が提出する公的書類の内容が一致しているかどうかを細かく確認しています。

これは、虚偽登録・詐称・誤解を防ぎ、会員間の信頼関係を守るための重要な工程です。以下にその具体的なチェック内容と意味を解説します。

■ 確認される主な項目と書類の対応

プロフィール情報 確認に使われる書類 対応内容の確認ポイント
氏名・年齢 本人確認書類(免許証・パスポートなど) 生年月日・氏名が一致しているか
学歴 卒業証明書・卒業証書 最終学歴(大学・高校など)の記載が正しいか
年収 源泉徴収票・課税証明書など プロフィールに記載された金額と一致しているか
職業 在籍証明書・名刺・収入証明 勤務先名・業種・役職等が事実であるか確認
住所(都道府県) 住民票・本人確認書類 居住地が一致しているか
独身であること 独身証明書 登録者が現在法的に独身であることを確認

これらの情報を専門スタッフや仲人が照合・承認したうえで、会員として活動が開始されます。

【なぜ「一致確認」が重要なのか?】

婚活においては、お互いの条件や価値観が一致しているかどうかを基に、お見合いや交際に進みます。

 

もし、プロフィールが事実と違っていた場合、以下のような問題が生じます。

  • 「学歴詐称」や「年収の水増し」による信用の崩壊
  • お見合い後に事実が発覚し、トラブルや交際終了につながる
  • 結婚後の生活設計に大きなギャップが生まれる

こうしたリスクを事前に完全に排除するために、「書類との照合」は不可欠な工程なのです。

■ 他サービスとの違い

比較項目 結婚相談所 マッチングアプリ
プロフィールの事実確認 書類と照合しスタッフがチェック 自己申告(チェックなし)
書類提出の範囲 年収・学歴・独身・身分など広範囲で確認 身分証1枚で年齢確認のみが多い
情報の信頼性 極めて高い 中〜低(虚偽登録のリスクあり)

結婚相談所では、プロフィールのすべてが「事実に基づいた正確な情報」であるという前提で出会いが進みます。

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