相談所の相場ってどれくらい?料金から見る選び方

結婚相談所を選ぶうえで、「成婚率」「サポート体制」「出会いの質」などに目が行きがちですが、料金体系の違いも非常に大きな要素です。

同じように見えても、サポート内容や費用構造には大きな差があります。

だからこそ、自分の予算・活動スタイル・サポートの必要度に合わせて、“納得できる料金設定”の相談所を選ぶことが、後悔のない婚活への第一歩です。

■ 結婚相談所の平均的な料金相場

項目 一般的な相場(全国平均)
入会金・初期費用 30,000~150,000円程度(相談所による)
月会費 10,000~20,000円前後
お見合い料(1回あたり) 0円〜10,000円(無料のところもあり)
成婚料 50,000~300,000円程度(※なしの相談所もある)

※「成婚料」は“成婚退会時にのみ支払う成功報酬型”が多く、相談所の特徴を表す要素になります。

■ 料金体系の主なタイプと特徴

タイプ 特徴 向いている人
月額固定型 月会費を中心に料金が発生。成婚料なし〜低額のことが多い 自分で積極的に動ける人、短期集中型
成婚報酬型 初期費用は抑えめで、成婚した場合のみ高めの成婚料が発生 成果重視で、結果に対して費用を払いたい人
フルサポート型 初期費用・月会費ともに高めだが、手厚い仲人サポートあり 婚活初心者・サポート重視型の人
オンライン型 料金が全体的に低く、スマホ操作+必要最小限のサポート コストを抑えて婚活したい人

■ 主な結婚相談所の料金比較(例)

相談所名 初期費用 月会費 成婚料 特徴
ゼクシィ縁結びエージェント 約33,000円〜 約9,000円〜 0円 コスパ重視。サポート付きでも低価格帯
IBJメンバーズ 約200,000円〜 約15,000円〜 約220,000円 成婚率にこだわるフルサポート型
スマリッジ 約6,600円 約9,900円 0円 完全オンライン。料金は業界最安水準
パートナーエージェント 約104,500円〜 約14,300円〜 約55,000円 成婚までの設計型サポートが好評
IBJ加盟の個人相談所 50,000円〜150,000円 10,000円〜20,000円 100,000〜300,000円 仲人の裁量により個別対応。料金幅は広め

■ 料金だけで選ぶと失敗する理由

  • 安い=出会いやサポートの質が劣るとは限らない
  • 高い=成婚保証があるわけではない
  • 自分の性格・活動ペースに合わないサービス内容だと、料金の満足度よりも“疲労感”が上回る

 

【重要】

「何にお金がかかっているか?」を把握し、納得できるかどうかが最も大切です。

【料金で見る!結婚相談所の選び方ポイント】

① 1年間活動した場合の総費用を試算する
② 成婚料の有無と金額を見る
③ 自分に必要なサポートが含まれているか

■ 成功事例(要約)

◎ 30代女性(コスト重視 → サポート型に切り替え)

「最初は料金だけで選び、オンライン型で活動。しかし思うように進まず、仲人型に変更。結果的に費用は倍になったが、半年で成婚できた。」

◎ 40代男性(最初から成婚料重視で選択)

「“成果に対する費用だけ払いたい”という考えで、成婚料ありの相談所に。担当者と二人三脚で活動し、納得感ある成婚になった。」

1年間活動した場合の総費用を試算する

「入会金が安いから安心」「月額だけ見れば高くない」といった見方では、本当の費用感は見えてきません。

結婚相談所の料金体系は複数項目に分かれており、1年続けたときに“実際いくらかかるのか”を事前に知ることが大切です。

■ 総費用に含まれる主な項目

費用項目 説明
初期費用 入会金、登録料、システム使用料などの一括費用。入会時のみ発生。
月会費 会員期間中、毎月かかる固定料金。検索・紹介・相談対応などを含む。
お見合い料 お見合い1回ごとに発生する相談所もある。無料のところもある。
成婚料 成婚退会時にのみ支払う「成功報酬」。相談所により有無・金額が異なる。
オプション料金 写真撮影、プロフィール作成、ファッション指導などの追加サービス

■ 例:パターン別に見る1年間の総費用(概算)

【A】リーズナブル系(オンライン型:スマリッジなど)

  • 初期費用:約6,600円
  • 月会費:約9,900円 × 12ヶ月 = 118,800円
  • お見合い料:0円
  • 成婚料:0円

合計:約125,000円(成婚まで含めてもコスパ重視)

【B】中堅バランス型(ゼクシィ縁結びエージェントなど)

  • 初期費用:約33,000円
  • 月会費:約13,200円 × 12ヶ月 = 158,400円
  • お見合い料:0円(定額制)
  • 成婚料:0円

合計:約190,000円前後

【C】仲人型・手厚いサポートあり(IBJメンバーズなど)

  • 初期費用:約220,000円
  • 月会費:約17,000円 × 12ヶ月 = 204,000円
  • お見合い料:1回3,000円 × 月2回 × 12ヶ月 = 72,000円
  • 成婚料:約220,000円

合計:約716,000円(サポート重視型)

■ 総費用を比較するための計算式(テンプレ)

【1年間の総費用】 = 初期費用
        + 月会費 × 12
        + お見合い料 × 回数
        + 成婚料(見込み)
        + オプション料金(必要な場合)

■ 重要:成婚料は支払う価値があるか?

成婚料があるメリット

  • 成婚に向けて本気でサポートしてくれる傾向
  • 成果に対して支払うので「無駄打ち」感が少ない

成婚料がないメリット

  • 活動期間中の出費が一定で計画しやすい
  • 自由度が高く、ややライトな活動向き

■ あなたに合う費用タイプは?

状況・希望条件 向いている料金タイプ
コストを抑えて婚活を始めたい オンライン型 or 成婚料なしの月額制
丁寧なサポートを受けながら進めたい 初期費用+成婚料ありの仲人型
早期に成婚を目指したい 成婚報酬型(成果型報酬)のある設計が効果的
婚活疲れした経験がある サポート付き・フォロー型(多少高くても継続しやすい)

成婚料の有無と金額を見る

結婚相談所における「成婚料」とは、お相手と結婚前提で真剣交際を経て“成婚退会”する際に支払う成功報酬です。

つまり「結果が出たときにだけ発生する費用」であり、“成婚への本気度”や“サポートの質”に直結する費用設計といえます。

■ 成婚料の有無・金額の違いとその意味

タイプ 特徴
成婚料あり 成婚=ゴールという成果主義。サポートやフォローが丁寧な傾向。料金は高めだが安心感あり。
成婚料なし 成婚にかかわらず月額固定。自力で活動する人向き。サポートは比較的ライト。
成婚料あり+高額 本気度の高い会員が集まりやすい。カウンセラーが本気で成婚支援に取り組む傾向。
成婚料あり+低額 一定の成果報酬意識を持ちつつ、料金は抑えたい人向き。中堅バランス型に多い。

■ 成婚料の一般的な相場

区分 金額の目安
成婚料なし 0円(定額制・ライト型相談所に多い)
成婚料あり(低~中) 約50,000円〜100,000円程度
成婚料あり(高額) 約200,000円〜300,000円前後(仲人型・IBJ系に多い)

※「ゼクシィ縁結びエージェント」「スマリッジ」などは成婚料0円。
※「IBJメンバーズ」「パートナーエージェント」「サンマリエ」などは成婚料あり。

成婚料ありの相談所が向いている人
  • サポートが手厚い相談所でしっかりサポートを受けたい
  • 結果が出たときだけ費用を支払いたい(成果報酬型の考え方)
  • カウンセラーに本気で動いてもらいたい
  • 成婚までのモチベーション維持につなげたい
成婚料なしの相談所が向いている人
  • 毎月の固定費だけで活動計画を立てたい
  • 成婚という結果よりも、まず出会いを増やしたい
  • 自分で検索・申込・交際管理を主導したい
  • サポートは必要最低限でよい(費用より自由度を優先)

■ 成婚料の「定義」に注意:相談所ごとに違う

相談所によって「成婚」の定義が異なる場合があります。

定義の違い(例) 意味
交際成立後、両者が成婚退会を希望した時点 一般的な定義(結婚の約束・プロポーズ前後)
両家挨拶・入籍手続き後 実質的な結婚完了後(やや珍しい)
同棲や婚約開始をもって成婚とする 中間点のような定義(相談所により対応)

成婚料が発生する「タイミング」や「条件」は必ず事前に確認しておくべきです。

■ 成婚料ありの成功事例(要約)

◎ 40代男性(パートナーエージェント利用)

「成果型が安心だと感じて選んだ。真剣交際後、プロポーズを機に成婚退会。料金は高かったがサポート内容と結果には納得できた。」

◎ 30代女性(IBJメンバーズ)

「成婚料22万円と聞いて高いと思ったが、カウンセラーが毎月の進捗管理と紹介を手厚くしてくれた。半年で成婚退会。」

【成婚料を見るときのチェックポイント】

  • 「料金表に成婚料の明記があるか」
  • 「その成婚料に、どんなサポートが含まれているか」
  • 「成婚の定義と、発生タイミングはいつか」
  • 「途中解約時に返金はあるか、違約金はあるか」

自分に必要なサポートが含まれているか

結婚相談所に支払う費用は決して安くありません。だからこそ、「この料金でどこまでサポートしてくれるのか?」という視点で見ることが非常に重要です。

たとえば、「高い料金を払ったのに、自分で全部やらなければいけなかった」という失敗例も多く、相談所ごとにサポートの“範囲・質・頻度”がまったく異なるため、事前確認が必須です。

■ 結婚相談所における代表的なサポート内容一覧

項目 主な内容例
初回カウンセリング 希望条件・婚活経験・ライフプランのヒアリングと活動設計
プロフィール作成 魅力的な紹介文の作成支援、添削、書き直しなど
写真撮影サポート プロ撮影の紹介、服装アドバイス、自撮り写真のチェックなど
お見合い日程調整 双方の都合を調整して日程確定。ZOOMの案内や場所選びも代行
お見合い振り返り面談 どう感じたか、相手の反応、改善点などを整理して次回につなげる
仮交際中の相談対応 デートの進め方、LINEのやり取り内容、温度感のずれのアドバイス
成婚までの計画サポート 真剣交際への移行タイミング、結婚観のすり合わせ支援など
成婚後のフォロー(任意) 両家顔合わせの準備、同棲・転居・式準備の相談など(希望制)

■ サポートが「含まれている」かを確認すべき理由

  • 表向きは安く見えるプランでも、サポートが有料オプション扱いのことがある
  • “担当制”と書いてあっても、実際は対応が事務的・機械的な場合もある
  • 相談所によっては、「何を依頼してよいか分からないまま自力で進める羽目になる」ケースもある

■ 自分に必要なサポートを見極めるチェックリスト

質問項目 YESなら必要なサポート
婚活経験が浅く、何から始めればいいか分からない 活動設計サポート・初回カウンセリングが必要
プロフィールの文章が苦手・客観的にまとめられない プロフィール添削・作成代行が必要
写真や服装に自信がない 外見アドバイス・写真撮影サポートが必要
日程調整ややり取りに手間をかけたくない お見合い調整代行・LINE相談が必要
交際中にどう進めるべきか分からなくなることがある 交際サポート・定期面談が必要
婚活でメンタルが揺れやすく、挫折した経験がある 定期フォローアップ・悩み相談の習慣が必要
成婚=ゴールではなく、その先の結婚準備も相談したい 成婚後サポートが必要

【サポート内容を事前に確認する方法】

  1. 公式サイトの「サポート内容一覧」や「活動の流れ」を必ずチェックする
  2. 無料カウンセリングで「どこまでやってくれるのか」を質問する
     → 質問例:「プロフィール文は誰が作りますか?」「交際中の悩みも相談できますか?」
  3. オプション扱いの有無を確認する
     → 写真撮影・コーディネート・心理面談などが別料金の場合あり
  4. 実際のサポート例を確認する(相談所ブログや口コミから)
     → 他の会員がどう支援されているかを見るのが参考になる

■ サポートの質が高いと感じられた成功事例(要約)

◎ 30代女性(IBJ加盟相談所)

「プロフィールを全部任せられて、自分では気づかない“強み”を書いてもらえた。お見合い後も反省点をすぐフィードバックしてくれて、成婚まで最短だった。」

◎ 40代男性(サンマリエ)

「LINEのやり取りが不安で相談したら、“一文ずつ添削”してくれた。結婚観の話し方もリハーサルでき、成婚前後の不安も解消できた。」

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