結婚相談所に入会した人の中には、「もっと慎重に選べばよかった」「入ってみたら想像と違った」と後悔するケースも少なくありません。
.人生の大きな決断である婚活だからこそ、選び方には細心の注意が必要です。
ここでは、実際によくある後悔の理由をランキング形式でご紹介し、それぞれの「失敗を防ぐ対策法」もあわせて解説します。
結婚相談所選びでよくある後悔ランキング
第1位:カウンセラーとの相性が合わなかった
- 話しにくい、上から目線、温度差があるなど
- 入会前の無料カウンセリングで「この人と長く話せるか」を確認
- 担当変更が可能かを事前に確認しておく
第2位:紹介される相手が希望と合わない
- 年齢や条件がずれている、価値観がまったく違う
- 入会前に「どんな会員層が多いか」を具体的に確認
- 希望条件のすり合わせがどのように行われるかも聞いておく
第3位:サポートが思ったより手薄だった
- 「紹介だけで放置された」「交際後の相談に乗ってもらえない」
- 定期面談の頻度や連絡手段(LINE、電話など)を事前にチェック
- 成婚までのサポート内容を段階ごとに確認する
第4位:料金体系が不透明だった
- 入会後に追加費用がかかるとわかった
- 成婚料が高額で驚いた
- 契約前に初期費用・月会費・成婚料・オプションなど全体の見積もりを確認
- 曖昧な説明しかない場合は避ける
第5位:活動の自由度が低かった
- 自由に相手を選べない、休会や再開が柔軟でない
- 自由検索の可否や紹介方法、休会制度の有無を確認
- 忙しい人ほど「柔軟性の高い相談所」を優先
【後悔しない相談所選びの5か条】
- カウンセラーとの相性を必ず体験する
- 希望条件と会員層のマッチを事前に確認
- サポート内容を段階別に比較する
- 料金全体の見通しを取ってから契約する
- 活動スタイルと相談所の柔軟性を照らし合わせる
目次
カウンセラーとの相性を必ず体験する
結婚相談所に入会した多くの人が「想像以上にカウンセラーの存在が大きかった」と語ります。
お見合いの調整、交際のアドバイス、成婚のタイミングなど、あらゆる場面で支えてくれるのがカウンセラーです。
だからこそ、「相性が良いかどうか」を体験せずに契約するのは非常にリスクが高いのです。
なぜ“カウンセラーとの相性”が重要なのか?
- 婚活中は、不安や迷いに直面する場面が多いため、気軽に相談できる関係が必要
- 自分の価値観や婚活方針を理解してくれる人でないと、紹介内容がズレる可能性大
- アドバイスの仕方が合わないと、ストレスや不信感が溜まりやすい
相性の良いカウンセラーを見極めるポイント
■ 話しやすさ
- 緊張せず自然体で話せるか
- 話をさえぎらず、しっかり聞いてくれるか
■ 理解力
- 自分の気持ちや希望条件を正確にくみ取ってくれているか
- 表面的な条件だけでなく、価値観や性格も考慮して提案してくれるか
■ アドバイスのスタイル
- 押しつけがましくなく、自分の意志を尊重してくれるか
- 納得できる理由を添えて助言してくれるか
■ 距離感
- 適度な距離感を保ちつつ、親身に寄り添ってくれるか
- 心理的な安心感が得られるかどうか
相性を体験する具体的な方法
1. 無料カウンセリングを受ける
- ほとんどの相談所では、入会前に無料相談の機会がある
- その場で無理な勧誘があるか、真摯な対応かをチェック
2. 過去の成婚事例やサポート内容を尋ねる
- 実際にどのような支援をしているのか確認
- あなたと似た条件の人がどういう経緯で成婚したかを聞いてみる
3. 複数社を比較する
- 一社だけで決めず、2〜3社のカウンセリングを体験することで違いが明確になる
相性が悪いと感じたら?
- 遠慮せず「担当変更が可能か」を確認する(多くの相談所で対応可)
- それができない相談所は、乗り換えを検討するのも一つの方法
希望条件と会員層のマッチを事前に確認
結婚相談所で婚活を始めた人がよく感じるギャップの一つが、「希望条件に合う相手があまりいなかった」というものです。
せっかく入会しても、自分の理想に近い相手と出会えなければ、活動のモチベーションも下がってしまいます。
だからこそ、入会前に“自分の希望条件と、その相談所の会員層が合っているか”をしっかり確認することが大切なのです。
なぜ希望条件と会員層のマッチが重要か?
- 条件に合う相手がいなければ、出会いの機会自体が限られる
- マッチしない相談所では、希望を妥協する必要が出てくる
- 会員層と希望が合致していれば、効率よく理想の相手に出会える
- 年齢(例:30〜40代を希望)
- 年収(例:年収500万円以上)
- 学歴(例:大卒以上)
- 居住地(例:関東エリア)
- 婚歴(例:初婚限定、再婚も可)
- 職業(例:安定した職業、特定業種)
会員層とのマッチを事前に確認する方法
■ 相談所に直接質問する(無料カウンセリングなどで)
- 「私の希望条件に合う方は、全体の何%くらいいますか?」
- 「30代女性で年収500万以上の男性に出会いたい場合、どのくらい在籍していますか?」
■ サンプルデータや成婚者の傾向を見せてもらう
- 匿名で構わないので、実際の会員属性がわかる資料を提示してくれるところもあります
■ 地域密着 or 全国対応かを確認
- 地方相談所は地域特化の強みがある反面、会員数が限定的なことも
- 全国規模の連携ネットワーク(IBJなど)を活用しているかも要チェック
【注意点】
- 「希望条件に100%合致する人」は非常に稀。ある程度の柔軟性を持つことも大切
- 一部のハイスペック条件(年収1000万円以上など)は競争率が高く、条件見直しの余地も考える
サポート内容を段階別に比較する
結婚相談所の多くが「手厚いサポート」をうたっていますが、実際にはその“手厚さ”に大きな差があります。
特に注意したいのは、「活動のどの段階まで、どこまでの範囲をサポートしてくれるか」です。
婚活には、お見合い前・交際中・成婚直前といった複数のステージがあります。それぞれのタイミングで的確なサポートが得られるかどうかが、成婚に大きく影響します。
婚活の主な段階と必要なサポート内容
■ ① 活動準備(入会〜プロフィール作成)
- プロフィール文の作成サポート(自己PRの添削など)
- 写真撮影のアドバイスや提携スタジオ紹介
- 希望条件や理想像のヒアリング・目標設定
この段階でサポートが薄いと、出会いの質に大きく影響します。
■ ② お見合い設定〜実施
- お見合いの日程調整・場所選びの代行
- 初対面での会話のコツやマナーのアドバイス
- 終了後のフィードバックや振り返り面談
「ただ紹介して終わり」ではなく、紹介理由の説明があるかどうかも重要。
■ ③ 仮交際(複数人とのやり取り期間)
- 交際の進め方に関する相談(LINEの頻度、会う間隔など)
- 複数交際中の気持ちの整理を手伝ってくれるか
- お断りの代行やフォローも含まれるか
この段階での不安を取り除けるかが、次のステップへのカギ。
■ ④ 真剣交際(1人に絞った段階)
- 相手の結婚観や家族の話など、深い話題に入るアドバイス
- 結婚に向けた不安や価値観のすり合わせの支援
- プロポーズのタイミングや方法の相談
サポートがあることで、よりスムーズに成婚へと進みやすくなります。
■ ⑤ 成婚前後のサポート
- 成婚退会の判断基準や時期の相談
- 両家の挨拶・親への説明方法
- 婚約・結婚式準備などに関する情報提供
ここまで支援があるかどうかで、成婚後の安心感も変わります。
【比較時のチェックポイント】
- どの段階で何をしてくれるのか、明確に説明されるか
- 面談や連絡の頻度(定期?随時?)
- 活動ステージごとのチェックリストや面談があるか
- サポートの範囲が明文化されているか(契約書やパンフレット)
料金全体の見通しを取ってから契約する
結婚相談所を選ぶ際、「月会費が安いから」といった理由で即決してしまうのは要注意です。婚活にはさまざまな費用がかかるため、入会前に「全体としていくらかかるのか」を明確にしておくことが非常に重要です。
特に後悔しやすいのが、「想定外の追加費用」や「成婚料の高さ」。途中で思わぬ出費が発生してしまうと、婚活そのものを続けにくくなることもあります。
結婚相談所にかかる主な費用項目
■ 入会金・登録料
- 初期費用に含まれ、多くの相談所で3万〜10万円程度
- 入会時に一括払いが基本
■ 月会費
- 活動中に毎月支払う固定費(1〜2万円台が相場)
- 料金に含まれるサポート範囲(紹介人数・面談頻度)を要確認
■ お見合い料
- お見合い1件ごとに発生することも(無料の相談所もあり)
- 1件2,000〜10,000円程度が目安
■ 成婚料
- 成婚退会時に支払う成功報酬
- 5万〜30万円程度と幅があるため、事前確認が必須
■ その他の費用
- 写真撮影代(スタジオ紹介ありの相談所も)
- 休会手数料、再登録料など
- 婚活イベント参加費(任意)
【料金見通しを立てる際のチェックポイント】
■ ① 「1年間活動したら総額いくらかかるか?」を質問する
→ 目安として「1年分の活動想定総額」を算出してくれる相談所は信頼性が高いです。
■ ② 料金に含まれるサービス内容を確認する
→ 月会費に「面談」「紹介数」「フォロー」がどこまで含まれているかをチェック。
■ ③ 「無料」や「割引」の条件も明確にする
→ 初月無料やキャンペーン価格の終了時期と、その後の通常料金を確認。
■ ④ 成婚料の支払タイミング・定義を確認
→ 「成婚」とみなされるタイミング(プロポーズ時?婚約?)で発生する費用を明示してもらう。
よくある失敗例と対策
失敗例 | 対策 |
---|---|
月会費が安くて選んだが、お見合いごとに高額な費用がかかった | 月会費以外の変動費も含めて試算してもらう |
成婚料の金額を見落としていて、最後に驚いた | 成婚料の額と定義、支払方法を必ず契約前に確認する |
初期費用だけで判断してサービス内容が合わなかった | サービスの質と費用のバランスを見て判断する |
活動スタイルと相談所の柔軟性を照らし合わせる
婚活は人それぞれ。「積極的に出会いを求めたい人」「自分のペースで慎重に進めたい人」「多忙で時間が限られている人」など、活動スタイルも千差万別です。
そこで大切になるのが、「自分の活動スタイルに、結婚相談所の柔軟性が合っているか」を事前にしっかり確認することです。無理なく続けられる環境を選ぶことで、婚活の成功率も大きく変わります。
自分の婚活スタイルを整理しよう
まずは、自分がどのように婚活を進めたいのかを明確にしましょう。
- 積極的に会いたい? 自分から検索したい?
- 仕事や家事で忙しいので、最小限の手間で進めたい?
- プロの推薦重視? それとも自分で自由に探したい?
このスタイルに、相談所の対応が合っているかを見極めることが大切です。
柔軟性を確認すべき相談所の要素
■ 1. 活動ペースの自由度
- 月に何件紹介を受けるか、自分で選べるか
- お見合い件数や交際数に制限がないか
- 休会・再開が柔軟にできるか
■ 2. 連絡・サポート方法の選択肢
- 電話・メール・LINE・オンライン面談など、対応方法が多様か
- 忙しい時間帯でもカウンセラーに相談できるか(夜間・土日対応など)
■ 3. 検索・マッチング方法の選択肢
- 自分で相手を検索できるデータマッチング型か
- カウンセラーから推薦される仲人型か
- 両方を選べるハイブリッド型か
■ 4. 地域・出会い方の幅広さ
- 全国対応か、地域に限定されるか
- オンラインお見合いやイベントなど、出会い方の多様性があるか
【柔軟性がない相談所だと起こる問題】
- 自分のペースで進められず、ストレスが溜まる
- カウンセラーと連絡がとりづらく、不安が増す
- 出会い方が限定的で、自分に合う人に出会いにくい
【チェックすべき質問例(カウンセリング時)】
- 「平日は仕事が忙しいのですが、夜や土日に対応いただけますか?」
- 「自分のペースで紹介数を調整できますか?」
- 「活動を一時休止することはできますか?」
- 「オンライン中心の活動は可能ですか?」