結婚相談所の利用を検討している方にとって、「無料相談」は最初の大きな一歩です。しかし、何を聞いてよいか分からず、ただ話を聞くだけで終わってしまったという声も少なくありません。
この記事では、無料相談でどこまで聞けるのか、そして事前に準備すべきポイントについて詳しく解説します。しっかりと備えることで、自分に合った相談所を見極めるための貴重な時間にできます。
■ 無料相談で聞ける主な内容
無料相談では、以下のような内容を「無料」で確認することができます。
- サービス内容の説明
– 登録から成婚までの流れ、サポートの範囲、面談の頻度など。 - 料金体系の詳細
– 入会金、月会費、成婚料、お見合い料など、全体の料金構成と支払い時期。 - 会員層の傾向
– 年齢層、職業、地域、男女比など、自分の希望する条件に合う人がいるか。 - 実績とサポート事例
– 成婚率、サポート成功例、カウンセラーの経験なども質問可能です。 - 活動中のサポート体制
– お見合い調整、交際中のフォロー、トラブル時の対応など、具体的な支援体制。
■ 無料相談で聞けないこと(注意点)
- 他の会員の個人情報(年収や顔写真など)
- 成婚の「確約」や「お相手の紹介保証」
- すぐに契約を促すようなプレッシャーには注意が必要
無料相談では、情報収集と自分の不安や疑問を解消するのが目的であり、営業色が強すぎる相談所は慎重に検討したほうが良いです。
【失敗しないための事前準備のポイント】
- 自分の婚活の目的を明確にしておく
- 聞きたいことをメモにまとめておく
- 公式サイトやパンフレットを事前に確認
- 他社の無料相談と比較するつもりで参加する
【無料相談を最大限に活かすコツ】
- 積極的に質問する姿勢を持つ
- 婚活に対する悩みや不安も正直に話す
- カウンセラーの人柄や対応の丁寧さもチェックする
相談所選びでは、カウンセラーとの相性も非常に重要です。「話しやすい」「共感してくれる」と感じられるかどうかも注目しましょう。



目次
自分の婚活の目的を明確にしておく
結婚相談所の無料相談では、カウンセラーがあなたの希望や状況を把握し、最適なプランを提案することが目的です。
そのため、「自分が何のために婚活を始めようとしているのか」「どんな結婚を目指しているのか」を整理しておくことで、相談内容がより具体的で効果的なものになります。
■ なぜ目的を明確にする必要があるのか?
- 相談の方向性が定まる
目的が明確であれば、カウンセラーもそれに沿って提案をしてくれるため、相談時間が無駄になりません。 - 自分に合った相談所かを見極めやすい
目指す結婚像と相談所のサービス内容が一致しているかを比較する材料になります。 - 婚活中のブレを防げる
自分の軸が定まっていれば、活動の途中で迷ったり、相手選びで揺れたりするリスクが減ります。
【自分の婚活の目的を整理するポイント】
以下のような点を紙やメモアプリに簡単にまとめておくのがおすすめです。
- 結婚したい時期
– 1年以内に結婚したい
– 3年以内に出会いを形にしたい など - 理想のライフスタイル
– 共働きを希望する
– 子どもが欲しい、子育て環境を重視したい
– 地方移住・転勤もOKかどうか - 結婚相手に求める価値観
– 金銭感覚、家族観、仕事への姿勢など、自分が大切にしたいポイント - なぜ結婚相談所を選ぶのか
– 安全で信頼できる出会いを求めている
– 効率的に結婚を目指したい
– 自分ひとりでは難しいと感じている など
■ 例:整理シートのイメージ
項目 | 自分の考え・希望 |
---|---|
結婚希望時期 | 1年以内に成婚したい |
理想のライフスタイル | 子ども2人の家庭を築きたい |
パートナーの条件 | 安定した職業/価値観の合う人 |
活動の動機 | 婚活アプリでは不安/プロのサポートが欲しい |
このように具体的な希望をまとめておくと、相談時にスムーズに話が進み、的確なアドバイスが得られます。
聞きたいことをメモにまとめておく
結婚相談所の無料相談は、通常30分~60分程度と限られた時間内で行われます。初対面のカウンセラーとの会話の中で、自分の疑問点や不安をすべてその場で思い出すのは難しいものです。
そのため、あらかじめ聞きたいことをメモにまとめておくことで、相談の質が高まり、有意義な時間になります。
【メモを用意することで得られるメリット】
- 相談の効率が良くなる
話が脱線したり、時間切れで聞き漏らす心配が減ります。 - 自分の優先順位が見える
「何を重視して相談所を選びたいのか」が明確になります。 - 複数社を比較しやすくなる
同じ質問を複数の相談所で聞くことで、サービス内容の違いや対応の差を客観的に判断できます。
【サービス・仕組みに関する質問】
- 登録から成婚までの具体的な流れは?
- どのようなサポートが受けられるのか?
- カウンセラーは固定制か、担当交代ありか?
【会員の情報に関する質問】
- 会員の年齢層や男女比、地域のバランスは?
- 自分の条件に合った人が実際にどのくらい在籍しているか?
【料金に関する質問】
- 入会金、月会費、お見合い料、成婚料の詳細と支払いタイミングは?
- 追加費用やオプション料金はあるか?
【活動のサポート体制】
- お見合いの申し込み件数に制限はあるか?
- 交際中の相談やフォローはどの程度あるか?
- トラブルが起きた場合の対応は?
【実績・信頼性】
- 成婚率や成婚までの平均活動期間は?
- これまでにサポートした具体的な成功事例があれば教えてほしい
【メモの作成方法のポイント】
- 手書きでもスマホのメモでもOK
相談時にさっと確認できる形でまとめておくのがおすすめです。 - 優先順位をつけて整理する
全ての質問に時間が取れない場合を考え、「必ず聞くこと」「できれば聞きたいこと」と分けておくと安心です。 - 後からチェックできるようにしておく
相談中の回答をその場でメモしておくことで、複数社比較の際にも役立ちます。
公式サイトやパンフレットを事前に確認
無料相談の場では、限られた時間内にできるだけ多くの情報を得たいものです。
しかし、事前に基本的な情報を把握しておかないと、相談時間が「すでに書いてある内容の説明」に終始してしまい、自分にとって本当に必要な深い話ができなくなります。
だからこそ、公式サイトやパンフレットの確認は事前準備として極めて重要なのです。
【事前確認で得られる具体的なメリット】
- 相談内容が深く、具体的になる
基本情報を踏まえたうえで「ここが気になった」「この点をもっと詳しく知りたい」といった踏み込んだ質問が可能になります。 - 不明点や疑問点を明確にできる
サイトやパンフレットを見てわかりにくかった部分をピックアップしておけば、相談時に的確に確認できます。 - 時間を有効に使える
既に把握済みの内容に時間を割く必要がなく、自分の状況に応じた具体的な話に集中できます。
■ 確認しておきたい主なポイント
【基本情報】
- 入会条件(年齢、婚歴、年収など)
- 活動の流れ(登録~成婚までのステップ)
【料金体系】
- 入会金・月会費・成婚料などの詳細
- 料金の支払い方法とタイミング
【会員情報】
- 在籍会員数、年齢層、男女比
- 地域分布(自分の住んでいるエリアに希望の相手がいるか)
【サポート体制】
- お見合い調整や交際フォローの有無
- 専任カウンセラーの有無、対応の頻度
【実績】
- 成婚率・成婚者数
- 成婚までの平均期間
【効果的な確認方法】
- パンフレットはPDFや郵送で取り寄せる
公式サイトから資料請求できる場合は、紙ベースでも確認しておくと整理しやすいです。 - 気になるページをスクリーンショットしておく
当日、スマホで見返せるようにしておくと便利です。 - 情報をメモに整理しておく
自分なりに要点をまとめておくことで、他社との比較もしやすくなります。

他社の無料相談と比較するつもりで参加する
結婚相談所はそれぞれ、料金体系、サービス内容、サポート方針、会員層、カウンセラーの質などに違いがあります。
一つの相談所だけで判断すると、自分に合った最良の選択肢を見逃してしまう可能性があります。
そこで、無料相談に参加する際には、「複数社を比較検討する前提」で臨むことが、失敗しない相談所選びのカギとなります。
【比較しながら無料相談に臨むメリット】
- 相談所ごとの「違い」が明確になる
同じようなサービスに見えても、実際に話を聞いてみると方針や価値観が異なります。比較する視点を持つことで違いを客観的に把握できます。 - 冷静な判断ができる
1社だけだと「ここしかないかも」と思いがちですが、複数相談所と比較することで、一時的な感情に流されず冷静に判断できます。 - 強引な勧誘に流されにくくなる
「他社も検討中」と伝えることで、無理な勧誘や即決の圧力を和らげる効果もあります。

■ 比較に役立つポイントと視点
比較する際は、以下のような視点を持って臨むと効果的です。
比較項目 | 観察ポイント |
---|---|
料金 | 入会金・月会費・成婚料のバランス。追加費用の有無。 |
サポート体制 | 担当カウンセラーの人数、対応頻度、フォロー体制。 |
会員層 | 年齢層、地域分布、希望条件に合った層がいるか。 |
相談対応の質 | 話しやすさ、誠実さ、具体的な提案の有無。 |
実績 | 成婚率や過去の事例の透明性。 |
【実際に比較するための準備と工夫】
- 同じ質問を複数社に聞く
事前に聞きたいことを統一しておくと、相談所ごとの対応や説明の違いが見えやすくなります。 - メモを取りながら参加する
内容や印象を忘れないために、必ずメモを残しましょう。終わった後に見返して比較できます。 - すぐに決断しない
その場で契約をせず、「持ち帰って検討する」と伝えるのがポイントです。


