結婚相談所を選ぶ際、多くの方が気にするのが「月に何人紹介してもらえるのか?」「自分から何人に申し込めるのか?」という“紹介可能人数”のルールです。
人数が多ければ安心というイメージを持つ方も多いですが、実際には相談所ごとのルールや仕組みを正しく理解することが重要です。
ここでは、結婚相談所における紹介人数の基本ルールと、その意味を詳しくご説明します。
結婚相談所の紹介形式は大きく分けて3種類
■ 1. データマッチング型(システムによる自動紹介)
- 会員のプロフィール情報(年齢・希望条件・価値観)に基づき、AIまたはマッチングアルゴリズムで自動的に相手を紹介
- 月に10人~50人以上の紹介があることも(相談所によって異なる)
- 自分からの申し込みは月10~200件程度が目安(コースによって制限あり)
■ 2. 仲人型(カウンセラーによる手組み紹介)
- 専任カウンセラーが人柄や相性を見て、1人ずつ丁寧に紹介
- 月に1人~5人程度が一般的(相談所の運営スタイルによる)
- 紹介の質が高く、「成婚につながりやすい」傾向
■ 3. ハイブリッド型(上記の両方)
- システムと仲人の両方から紹介が受けられる形式
- 毎月10~30人前後の紹介+カウンセラーからの数人の推薦がある場合も
実際の「紹介人数ルール」の例(大手相談所の場合)
相談所名(仮) | 月間紹介人数 | 申し込み上限 | 手組み紹介の有無 |
---|---|---|---|
A社(データ重視) | 月20~100人 | 月200件まで | なし |
B社(仲人重視) | 月2~4人 | 月10件まで | あり(カウンセラー選定) |
C社(ハイブリッド) | 月30人+仲人推薦3人 | 月申込30件・申受無制限 | あり |
人数が多ければ良い、とは限らない理由
- 紹介数が多すぎると、一人ひとりへの対応が雑になりがち
- 申し込み件数を使い切るのがプレッシャーになる人も
- 一方で、仲人型の紹介は少人数でも成婚率が高くなる傾向
「質と量のバランス」が自分に合っているかどうかが大切です。
紹介ルールを確認するポイント
- 月間紹介人数と申し込み上限
→「毎月何人紹介されるか」「何人に申し込めるか」は事前に確認 - 手組み紹介の有無と頻度
→ 仲人型がある場合、「どのくらいの頻度で紹介されるのか」もチェック - お見合い成立数の平均
→ 多く紹介されても成立しなければ意味がないので、実績も確認 - 申し込みや紹介の方法(スマホ/郵送/仲人経由など)
こんな方に合う紹介スタイルは?
タイプ | おすすめ紹介形式 |
---|---|
忙しくて効率重視 | データマッチング型(自分で検索も可能) |
自分に合う人をプロに選んでほしい | 仲人型(手組み紹介) |
バランスよく進めたい | ハイブリッド型 |
目次
月間紹介人数と申し込み上限
結婚相談所を選ぶ際に、多くの方がチェックするのが「月に何人紹介してもらえるか」「何人に申し込みできるか」という“活動可能な人数の上限”です。
これは「出会いのチャンスがどれくらいあるか」を示す指標ですが、単純に数が多ければ良いというわけではありません。
ここでは、「月間紹介人数」と「申し込み上限」の違い、それぞれの意味、注意すべき点を詳しく解説します。
【月間紹介人数】とは?
■ 結婚相談所から「紹介される」人数
- 毎月、カウンセラーまたはシステムから自動または手動で提案される相手の人数を指します
- 自分が希望条件を出しておけば、それに合う会員をピックアップしてくれる
- 紹介された相手には、自分から「お見合い申し込み」をするかどうか選択可能
■ 月間紹介人数の相場(目安)
タイプ | 月間紹介人数の傾向 |
---|---|
データマッチング型 | 10~100人(AI・検索による自動提案) |
仲人型(手組み) | 1~5人(カウンセラー推薦) |
ハイブリッド型 | 自動提案+手組み数人(合計10~30人) |
【申し込み上限】とは?
■ 自分から「会いたい」と申し込める人数の上限
- システム上で検索した相手や紹介された相手の中から、自分の意思で「お見合いを希望する」ことができる数
- 月に10件~200件程度が多く、プランに応じて増減あり
- 無制限のプランもあるが、返事を待つ時間や断られることを前提に、数に余裕を持っておくのが現実的
【紹介人数と申し込み上限の違い】
項目 | 内容 | 主体 |
---|---|---|
紹介人数 | 毎月相談所から「提案される人数」 | 相談所・システム側 |
申し込み上限 | 自分が「お見合い希望」でアクションを起こせる人数 | 利用者本人 |
【知っておきたい注意点】
- 申し込み=お見合い成立ではない
→ 相手が受けてくれないと成立しないため、「実際に会える人数」はもっと少ない - 申し込みしないと紹介人数だけでは活動が止まる
→ 受け身のままだと出会いのチャンスが減るため、積極的な申し込みが大切 - 月上限を超える申し込みには追加料金がかかる場合あり
→ 特にリーズナブルなプランでは要注意
【活動ペースに合った設定がカギ】
- 「仕事が忙しくて時間が限られている人」→ 月10件程度でも十分
- 「短期集中で成婚したい人」→ 月30~50件以上の申し込みができるプランがおすすめ
- 「量より質を重視したい人」→ 少数の紹介でも手組み紹介型の相談所が向いている
手組み紹介の有無と頻度
結婚相談所の紹介方法には、AIやシステムによる「自動マッチング」と、カウンセラーが目で見て手で選ぶ「手組み紹介(仲人紹介)」の2つがあります。
その中でも、“相性”や“人柄”といった数字に表れにくい要素を見極めたうえで相手を紹介してくれるのが「手組み紹介」です。
特に、「自分で選ぶとうまくいかない」「条件だけでは決められない」と悩んでいる方にとって、心強い仕組みとなっています。
【手組み紹介】とは?
■ カウンセラーが“目利き”で選ぶ紹介方法
- あなたの希望条件だけでなく、「性格」「会話のテンポ」「将来観」などを考慮し、相性の良さそうな相手を手作業で選ぶ紹介スタイル
- 顔写真・プロフィール・活動履歴を把握している会員同士をマッチング
- 「この方はきっと合うと思う」といった人間的な直感や経験が活かされる
【手組み紹介の有無】について
結婚相談所によっては、「手組み紹介」があるところと、ないところがあります。
タイプ | 手組み紹介の有無 | 特徴 |
---|---|---|
データマッチング型 | なし(機械的に紹介) | 数は多いが、相性判断はユーザー任せ |
仲人型 | あり(必須) | 少人数紹介だが成婚率が高い傾向 |
ハイブリッド型 | プランによってあり | 両方のバランスが取れている |
【手組み紹介の頻度】について
手組み紹介の頻度は相談所やプランによって異なりますが、一般的には以下の通りです。
相談所タイプ | 手組み紹介の頻度目安 |
---|---|
大手仲人型 | 月1~4名程度(毎週1名紹介など) |
地元密着型 | 担当者の裁量で随時(希望に応じて) |
ハイブリッド型 | 月1~2名が標準。プランにより追加も可能 |
※一部では「紹介依頼をすればその都度対応」という柔軟なスタイルもあります。
【手組み紹介のメリット】
- プロフィールでは伝わらない“雰囲気の相性”を重視してくれる
- 自分では選ばないようなタイプとも出会え、視野が広がる
- 結果的に交際率・成婚率が高まるケースが多い
- 応募や検索に疲れたときの“受け身での出会い”としても有効
【注意点・確認すべきこと】
- どのような基準で紹介されるのか?(希望条件とのすり合わせ方法)
- 手組み紹介は自動で届くのか、こちらから依頼が必要なのか?
- 紹介された人を断った場合、次回の紹介がいつになるか?
相談所によって、手組み紹介の「仕組みと関わり方」が大きく異なるため、入会前に「手組み紹介の有無・頻度・運用方法」まで確認しておくことが大切です。
お見合い成立数の平均
婚活をスタートさせると、多くの人が気にするのが「どれくらいの頻度でお見合いが成立するのか」という点です。
申し込みをしてもなかなか成立しない…と感じている方は多いかもしれませんが、実はそれはあなただけではありません。
まずは結婚相談所における“お見合い成立数の平均”を正しく理解し、自分の婚活にどう活かすかを考えることが重要です。
お見合い成立率の目安
- 結婚相談所全体の平均お見合い成立率は 約6~7%前後
- つまり、100件申し込んで6件前後が成立するのが一般的です
- 年齢や性別によっても、成立率には明確な差があります
年代・性別による違い(目安)
【男性の場合】
- 20代後半:約8~9%
- 30代前半:約7%
- 40代前半:約5%
- 40代後半:約4%前後
【女性の場合】
- 20代後半:約11%
- 30代前半:約9%
- 40代前半:約6%
若年層ほどお見合いが成立しやすい傾向があります。
お見合いを成立させるには何件申し込むべき?
- 平均的には、15〜20件の申し込みで1件成立が目安
- 月に2~3回お見合いしたい場合、月30~50件の申し込みが必要になることもあります
【成立率を上げるための工夫】
- プロフィール写真やPR文を見直す
- 希望条件を現実的に調整する
- 申し込みの戦略を練る(理想だけに偏らない)
- 担当カウンセラーと相談しながら進める
【成立率を理解すれば、婚活の見通しがつきやすくなる】
お見合いの成立率は、婚活の“成否”を左右する大きな指標です。数字を正しく把握しておけば、無理のない申し込みペースを設定でき、気持ちの余裕も生まれます。
「申し込んでもなかなか会えない」と感じたら、まずは自分の活動スタイルを振り返ることから始めてみましょう。
申し込みや紹介の方法(スマホ/郵送/仲人経由など)
結婚相談所では、相手に「お見合いを申し込みたい」と思った時に、どのような方法でその意思を伝えるのかが非常に重要です。
一昔前と違い、現在はスマホやパソコンで手軽に申し込めるサービスが主流になりつつありますが、仲人型の相談所では“人を介した紹介”が今でも根強く存在しています。
ここでは、結婚相談所での主な申し込み・紹介方法を比較しながら、それぞれの特徴やメリットを詳しくご紹介します。
主な申し込み・紹介の方法
■ スマホ・パソコン(オンライン申し込み)
- もっとも一般的で、利便性が高い方法
- 自分の空き時間に検索・申し込みが可能
- 写真や条件を見ながら、自分で比較検討できる
- 24時間いつでも利用できる(申し込みには回数制限あり)
【メリット】
- 時間や場所に縛られず、効率的に活動できる
- データベースが豊富で、多くの会員を閲覧可能
【注意点】
- 条件で絞りすぎると、候補が偏りがち
- 自分の判断だけに頼りすぎて、視野が狭くなる場合も
■ 仲人・カウンセラー経由(手組み紹介・仲介申込)
- 専任カウンセラーが相性や価値観を考慮しながら候補を提案
- お見合いの申込や日程調整も、カウンセラーが代行
- 双方の希望や活動状況に応じて、“間に人が入る安心感”がある
【メリット】
- 条件だけでなく“人柄の相性”を重視した紹介が受けられる
- 自分では選ばないようなタイプと出会える可能性がある
- 相手側の意向や感触を事前に知ることができるケースもある
【注意点】
- スピード感はオンラインよりやや劣る場合がある
- カウンセラーとの信頼関係が前提となる
■ 郵送・書類ベース(アナログ型)
- 主に地域密着型や年配者向けの相談所で見られる
- 紙のプロフィール帳を郵送で受け取り、選択肢の中から申し込み
- 人との接触を最小限にしたい方やネットに不慣れな方に向いている
【メリット】
- ゆっくり吟味できる
- ネットに抵抗がある方でも安心
【注意点】
- タイムラグがあるため、お見合いまでに時間がかかる
- 対応エリアや年齢層に制限がある場合が多い
申し込み・紹介方法は「あなたのスタイル」に合わせて選ぼう
あなたのタイプ | 向いている申し込み方法 |
---|---|
スマホやPCに慣れている | オンライン申し込み(データ型) |
自分に合う相手を見極めてほしい | 仲人経由(手組み紹介) |
ネットに不安がある/高齢者 | 郵送・書類ベース |
【申し込み後の流れもチェックしておこう】
- 相手が申し込みを承諾 → お見合い成立
- お見合い日程はシステム上、またはカウンセラーが調整
- 成立後の連絡や場所設定まで、相談所が一括管理してくれるため安心