結婚相談所は時間のムダ?そう感じた人の共通点と対策

結婚相談所に入会したものの、「思ったような出会いがない」「成果が出ない」「時間ばかり過ぎていく」と感じる方は少なくありません。

しかし、それは本当に「相談所が悪いから」なのでしょうか? 実際には、活動の進め方や心構えに共通する落とし穴があるのです。

ここでは、「結婚相談所は時間のムダ」と感じてしまった人たちの共通点と、その改善策を詳しく解説します。

よくある共通点とその対策

1. 理想が高すぎる

  • 希望条件が多すぎる(年齢、年収、学歴など)
  • 条件で相手をふるいにかけすぎて出会いのチャンスを失う
対策

譲れない条件と妥協できる条件を見直し、紹介対象の幅を広げましょう。

2. 受け身の姿勢

  • 紹介をただ待つだけ
  • 自分から申し込まない・動かない
対策

自ら積極的に申し込み、カウンセラーと密にコミュニケーションを取りましょう。

3. アドバイスを受け入れない

  • カウンセラーの提案や助言に耳を貸さない
  • 自分の考えだけで活動を進めようとする
対策

プロの視点を柔軟に受け入れることで、新たな出会いの可能性が広がります。

4. 相談所選びを誤った

  • 情報収集せずに大手というだけで決めてしまった
  • 自分の性格や希望に合わないスタイルの相談所を選んでしまった
対策

無料相談を活用し、システムやサポート体制をしっかり比較検討しましょう。

5. 婚活疲れでやる気を失った

  • 出会えない・断られる経験が重なって落ち込む
  • 気持ちが沈み、次の行動を起こせなくなる
対策

一度ペースを落として休息を取り、自分をリセットすることも大切です。

無駄にしないために大切なこと

  • 希望条件の柔軟性を持つ
  • 主体的に行動する
  • プロのサポートを活かす
  • 自分に合う相談所を選ぶ
  • 必要に応じて立ち止まり、整える

希望条件の柔軟性を持つ

結婚相談所で活動していると、「自分が求める理想の相手像」が明確になってくる一方で、その理想が高すぎると出会いのチャンス自体が減ってしまうことがあります。

実際、「なかなか紹介が来ない」「会ってもピンとこない」と感じている方の多くは、条件設定が厳しすぎる傾向にあります。婚活での成功のためには、希望条件に柔軟性を持つことが非常に重要です

希望条件が厳しすぎるとどうなる?

  • 該当する相手の数が極端に少なくなる
  • 紹介件数が減り、活動の停滞につながる
  • 実際に出会っても、「少し違う」と思って次に進まなくなる
  • 条件が先行してしまい、相手の中身を見る前に判断してしまう
よくある“譲れない条件”例

  • 年収○○万円以上
  • 年齢は同年代以下
  • 学歴は大学卒以上
  • 身長は170cm以上
  • 地元から通える距離の人 など

条件が複数重なることで、出会いの対象が1~2%以下になるケースも珍しくありません

【柔軟にすることで得られるメリット】

  • 多様な価値観・人柄と出会える
  • 意外な相性の良さを発見できる
  • 条件よりも“居心地のよさ”を重視できるようになる
  • 結果的に、結婚への道が近づく

【柔軟性を持つための具体的な工夫】

  • 絶対に譲れない条件を3つ以内に絞る
  • 年齢や年収の範囲を少し広げてみる
  • 相手の「性格」や「価値観」にも目を向ける
  • 実際に会ってみてから判断するスタンスを持つ
例:年収にこだわる場合

→「500万円以上」と設定すると紹介数が激減
→「400万円以上」「安定した職業であること」といった見方に変えるだけで候補が増加

主体的に行動する

結婚相談所に入会すると、「紹介してもらえる」「カウンセラーがサポートしてくれる」と安心感を持つ一方で、その安心感が“待ちの姿勢”を強めてしまうこともあります

「紹介を待つ」「断られたら落ち込む」「お見合いを断る理由を探す」など、受け身の姿勢が続くと、どれだけ条件が整っていても婚活は前に進みません

婚活を無駄にしないためには、“自分から積極的に行動する”姿勢が不可欠です。

受け身でいると起きやすい状況

  • 紹介数が少なく感じて焦る
  • 良い人に出会えないと感じて不満が溜まる
  • 断られた理由が分からず悩む
  • 結果が出ないのに動かない悪循環に陥る

主体的に行動するとは?

  • 自分から積極的に「お見合い申込」をする
  • カウンセラーに希望や悩みを伝え、改善策を一緒に考える
  • お見合いや仮交際の振り返りをしっかり行い、次に活かす
  • 自分のプロフィールや写真の見直しを申し出る
  • 婚活に必要な知識やマナーも積極的に学ぶ

【行動的な人に多い成功パターン】

  • 月に5~10件ほど申し込みを続ける
  • 仮交際では自分から日程調整や話題作りをする
  • フィードバックを受けてすぐに改善に取り組む
  • 状況に応じて婚活スタイル(活動頻度、相談所変更など)を柔軟に調整する

【「相談所に入ったから安心」ではない】

結婚相談所はあくまで「出会いの場を効率よく提供してくれる仕組み」であり、使う側が動かないと成果にはつながりません

相談所の機能を最大限に活かすには、受け身ではなく「自分が主役」という意識が不可欠です。

プロのサポートを活かす

結婚相談所を利用する最大のメリットのひとつは、経験豊富なプロのカウンセラーからのサポートが受けられることです。

しかし、実際にはそのサポートを十分に活かしきれていない方も少なくありません

婚活を無駄にしないためには、「プロに頼りすぎず、しかし放置もせず」適切な距離感でアドバイスや提案を有効活用する姿勢が大切です。

サポートを活かせていない人に多い傾向

  • カウンセラーに相談しない、連絡を取らない
  • 自己判断に頼りすぎ、アドバイスを受け入れない
  • 提案された相手に対してネガティブに構えてしまう
  • お見合い後のフィードバックを活用しない

プロのサポートとは、どんなことをしてくれるのか?

  • 条件や希望に合う相手の紹介
  • プロフィールや写真のアドバイス
  • お見合い時のマナーや服装の指導
  • 交際中の悩み相談・状況の整理
  • 結婚への不安や迷いに対するメンタルサポート
  • 成婚までの計画立てと進行管理

【サポートを上手に活かすポイント】

1. 自分の希望や不安を率直に伝える
  • 遠慮せず、本音を話すことで、的確な提案を受けやすくなります。
  • 「どうしたらいいか分からない」と相談するだけでも、突破口が見つかることがあります。
2. アドバイスを一度試してみる
  • 自分では「向いていない」と思った相手や方法でも、実際に試してみると発見があることも。
  • 柔軟な姿勢が出会いの可能性を広げます。
3. 定期的に連絡を取る
  • 自分の状況を伝えることで、サポートが的確になります。
  • 連絡がないと、カウンセラーも適切な対応がしづらくなります。
4. お見合い後のフィードバックを活用する
  • 「なぜ断られたか」「どこを改善すべきか」を知ることは、次のチャンスに直結します。

自分に合う相談所を選ぶ

結婚相談所での活動が「うまくいかない」「無駄に感じる」と思う人の中には、そもそも自分に合っていない相談所を選んでしまっているケースが多くあります。

結婚相談所にはさまざまなタイプがあり、提供するサービス、サポートの範囲、費用、会員層の傾向まで異なります

「誰にでもいい相談所」は存在せず、「自分に合うかどうか」が婚活の成果を左右する大きなポイントです。

主な相談所のタイプと特徴

タイプ 特徴 向いている人
仲人型 専任のカウンセラーが密にサポート・紹介 一人での活動が不安な人、相談しながら進めたい人
データマッチング型 希望条件に合った相手をシステムが自動紹介 自分のペースで進めたい人、干渉されたくない人
ハイブリッド型 データ+カウンセラーのサポート両方あり 相談も自分主導もバランスよく進めたい人
オンライン型 ネット完結、費用が抑えめ 忙しくて対面活動が難しい人、低コスト重視の人

自分に合う相談所を見つけるためのチェックポイント

1. 自分の性格・活動スタイルを整理

  • ひとりで決断するのが苦手 → 仲人型向き
  • 干渉されたくない、自分で選びたい → データマッチング型向き
  • 忙しくても活動したい → オンライン型向き

2. 年齢層や成婚実績を確認

  • アラフォー、再婚希望など、年代や状況に合った会員層が多いか
  • 同じような立場の人の成婚実績があるか

3. サポート内容と頻度の確認

  • 面談はどのくらいの頻度で行われるか
  • プロフィール作成や服装アドバイスなど、具体的な支援があるか

4. 料金体系の納得度

  • 入会金・月会費・成婚料などをトータルで把握
  • 自分の予算と費用対効果が見合っているか

5. 無料相談で相性を確認

  • 実際に担当となるカウンセラーとの相性
  • 質問に丁寧に答えてくれるか、話しやすい雰囲気か

【相談所を比較する際のポイント整理】

  • 料金・サポート・会員層・活動スタイルのバランスを見る
  • 公式情報だけでなく、口コミや体験談も参考にする
  • 少なくとも2~3社は比較してみる

必要に応じて立ち止まり、整える

結婚相談所での活動中、思うように結果が出なかったり、断られることが続いたりすると、心が疲れて「自分は結婚に向いていないのかも…」と落ち込んでしまう方もいます。

でも、婚活は一度止まったからといって“失敗”ではありません。むしろ、立ち止まって自分を整える時間を取ることで、その後の婚活がよりスムーズに、そして前向きに進むようになります。

立ち止まるべきタイミングとは?

  • お見合いや交際が続かず、気持ちが落ち込んでいる
  • 活動に疲れて、婚活そのものが苦痛になってきた
  • 条件にこだわりすぎて出会いの幅が狭まっている
  • 自分の希望や理想がよくわからなくなっている
  • カウンセラーとの関係に違和感を感じている

「整える」とは何をすること?

1. 自分の気持ちを言語化する

  • 何に悩んでいるのか、何がしんどいのかを一度ノートなどに書き出して整理する

2. 婚活から少し距離を取る

  • 1~2週間だけでも意識的に休み、趣味や仕事に集中してみる
  • 自分の「人間としての魅力」を再確認する時間にする

3. カウンセラーと本音で話してみる

  • 不安や疲れ、疑問を正直に打ち明けることで、思わぬ気づきやアドバイスが得られることもあります

4. 活動方針を見直す

【焦りは婚活の最大の敵】

結婚は人生の大きな選択ですから、「早く決めたい」「周りより遅れたくない」と焦ってしまう気持ちは自然なことです。

しかし、焦りに任せて動き続けると、本当に大切なことが見えにくくなり、誤った選択をするリスクも高まります

【立ち止まることは“前進”のひとつ】

  • 一時的に婚活を止めても、あなたの価値が下がるわけではありません
  • 心と向き合い、自分に優しくすることが、次の行動への力になります
  • 「再スタート」は、いつでもできます

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