データマッチングでの非公開会員とは?出会えないリスクの正体

結婚相談所を比較・検討していると、「非公開会員」や「データマッチング」という言葉に出くわすことがあります。

便利なシステムのように見える一方で、「なぜか出会えない」「良い人に巡り合えない」と感じるケースも。その背景には、思わぬ“落とし穴”が潜んでいます

データマッチング型とは?

まず前提として、結婚相談所の出会い方には主に次の2種類があります。

  • 仲人型(担当者が紹介)
  • データマッチング型(システムが自動で紹介)

このうち、データマッチング型は、年齢・年収・学歴などの条件をもとに、登録会員の中から自動的に相性の良さそうな相手をマッチングする方式です。合理的で効率が良い反面、人の目が介在しないため、「数字での相性は良くても、実際には会えない」というケースが発生しがちです。

【「非公開会員」とは何者か?】

データマッチング型を導入している結婚相談所の中には、プロフィールを一般公開していない会員(非公開会員)が存在します。これには主に以下のような理由があります。

  • プライバシー保護のため、プロフィールの露出を制限している
  • 特別な紹介(仲介者による推薦)でしか会えないよう設定している
  • 一定期間、積極的な活動をしていない・活動を一時停止中

この非公開会員たちは、通常の検索結果に表示されません。そのため、データマッチングで提示される「おすすめ相手リスト」にも含まれず、本来の会員数より出会える人数が少なくなるという問題が生じます。

出会えないリスクの正体とは?

出会えない原因として、以下のようなリスクが潜んでいます。

  • 非公開会員が多数を占めている
    • 表示上は会員数が多いのに、実際にマッチングされる相手が少ない
  • 条件マッチ優先で人柄が無視される
    • スペックが合致しても、価値観や性格の相性が考慮されない
  • 紹介数に上限がある
    • 月に数人しか紹介されない仕組みの場合、相手が限られる

【活動前に確認しておくべきポイント】

これらのリスクを避けるには、入会前に以下を確認しておくことが重要です。

  • 実際に検索・紹介されるアクティブな会員数
  • 非公開会員の割合と、その紹介方法
  • 紹介方法がAIマッチング中心か、カウンセラー主導か
  • 自由検索や申し込み機能の使用範囲と制限

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実際に検索・紹介されるアクティブな会員数

結婚相談所の広告では「会員数◯万人!」といった数字が大きく打ち出されていることが多いですが、実際にその全員と出会えるわけではありません

重要なのは、現在も積極的に活動している「アクティブ会員」の数です。これを見誤ると、「思っていたより出会えない」と感じる原因になります。

「アクティブな会員」とは?

ここでいうアクティブな会員とは、次のような条件を満たす人たちを指します。

  • ログイン頻度が高く、活動中のステータスになっている
  • お見合いやメッセージのやり取りに応じる意思がある
  • 非公開設定や休会中でない

つまり、「入会はしているが活動していない人」や、「プロフィールを他人に見せない設定の人」は、実質的には出会いの対象外です。

なぜアクティブ会員数が重要なのか?

広告などで表記される「総会員数」は、以下のような人も含まれている可能性があります。

  • すでに退会しているが、システム上は残っている人
  • 長期間ログインしていない非活動者
  • 休会中の人
  • 非公開会員(自分からアプローチを受けない設定)

このため、「会員数10万人」と聞いても、実際に出会えるのはその数分の1以下になるケースもあります。

アクティブ会員の確認方法

結婚相談所を選ぶ際には、次の点を必ず確認しましょう。

  • アクティブな会員数はどれくらいか?
    • 「月にログインしている会員数」「直近3ヶ月以内に活動している人数」などの目安を質問する
  • 非公開会員や休会中会員は紹介されるのか?
    • 実際にマッチング対象になる人数を明示してもらう
  • 月に紹介される人数や検索できる人数に制限はあるか?
    • 毎月の出会いのチャンス数も見極める材料になる

【よくある誤解に注意】

  • 「大手だから安心」は要注意
    • 会員数が多くても、アクティブ層が少なければ意味がない
  • 「複数の連盟に加盟=出会いの数が多い」とは限らない
    • 複数加盟していても、自社システムで制限されている場合がある
  • 「プロフィール閲覧可能」と「申込み可能」は別
    • 閲覧できても申込めないケース(例:担当推薦限定)もある

非公開会員の割合と、その紹介方法

結婚相談所に登録している人の中には、プロフィールを他の会員に一切表示しない「非公開会員」が一定数存在します。

この非公開会員の存在は、出会いの機会を左右する重要な要素であるにもかかわらず、広告や説明ではほとんど触れられないことが多いのが実情です。

非公開会員とは?

非公開会員とは、以下のような設定をしている会員を指します。

  • プロフィールを検索結果に表示させない(限定公開)
  • 自分からお見合い申込みはせず、カウンセラーからの推薦のみに応じる
  • 一部の相手にのみプロフィールを開示する設定にしている

つまり、検索や自動マッチングでは見つからないにもかかわらず、確かに在籍している「隠れた会員層」です。

【非公開会員の割合は?】

これは相談所や連盟によって異なりますが、以下のような目安が一般的です。

  • 総会員の10~30%程度が非公開会員と言われる
  • ハイクラス相談所やプライバシー重視型の相談所では50%以上のケースもある
  • 特に医師・経営者・有名企業勤務など、ステータスが高い会員に多い傾向

ただし、明確な数値は非公開であることが多く、入会前の無料面談などで個別に聞くしかありません。

非公開会員の紹介方法

非公開会員は、自動マッチングや自由検索では出てきません。そのため、紹介方法は以下のように限られます。

1. カウンセラーによる個別推薦

  • 担当カウンセラーがあなたのプロフィールや希望条件に基づき、非公開会員の中から「合いそうな人」を選び紹介する
  • 通常の紹介よりも時間と段取りがかかる
  • 双方が興味を持たなければ、成立しない

2. 特別会員限定の非公開リストから紹介

  • 上位プランやオプション契約者にのみ、非公開会員への申し込み権限が与えられる
  • 一般プランではアクセスできない場合が多い

3. 相手側のカウンセラーからの逆指名

  • あなたが公開会員であれば、非公開会員の担当カウンセラーから「この人に会いたい」と逆指名が入るケースもある

非公開会員に出会うには?

以下のような対策が有効です。

  • カウンセラー主導型の相談所を選ぶ

    • データマッチング主体では非公開会員との接点が持ちにくい
  • 面談時に“非公開会員の紹介実績”を聞く

    • 「非公開会員の紹介はどのくらいあるのか?」「その紹介に追加料金はかかるか?」などを確認する
  • 上位プランの利用を検討する

    • 一般会員ではアクセスできない非公開会員に出会えることがある

紹介方法がAIマッチング中心か、カウンセラー主導か

結婚相談所で「誰と出会えるか」は、紹介の仕組みによって大きく左右されます。大きく分けて、以下の2つのタイプがあります。

  • AIマッチング中心型(データマッチング型)
  • カウンセラー主導型(仲介型・ハンドメイド紹介)

それぞれの特徴を理解することが、効率的で納得のいく活動に直結します。

1. AIマッチング中心型の特徴

● どんな仕組み?

登録時に入力したプロフィール情報(年齢、年収、居住地、学歴、希望条件など)をもとに、システムが自動的に相性の良い相手をピックアップして紹介してくれる方式です。

● 主な特徴

  • 自分の希望条件と相手の条件をマッチングアルゴリズムで照合
  • 自動で紹介が届く(月数人〜数十人)
  • 自由検索が可能な場合もあり、システム上で申込み・返答が完結する

● メリット

  • 短時間で多くの候補と出会える
  • 条件に合った相手を自分で探せる自由度
  • 料金が比較的安価(人件費が抑えられている)

● デメリット

  • プロフィールや条件が中心で、人柄や価値観の相性は考慮されにくい
  • 非公開会員や休会中の会員とは出会えない
  • 申込み・返信が事務的になり、温度感が伝わりにくい
  • お見合い不成立が多く、モチベーションが下がることも

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2. カウンセラー主導型の特徴

● どんな仕組み?

専任のカウンセラー(仲人)が会員と面談し、その人の性格や価値観、婚活の進め方をふまえて、相性が良さそうな相手を人の目で選び紹介してくれる方式です。

● 主な特徴

  • 価値観・ライフスタイルの相性まで考慮したマッチング
  • 非公開会員や特別紹介枠へのアクセスが可能
  • 定期的な面談や活動サポートあり

● メリット

  • 条件だけでは測れない人柄やフィーリングのマッチングが期待できる
  • お見合い成立率が高く、スムーズに交際に進みやすい
  • モチベーション管理や相談がしやすい

● デメリット

  • 紹介数が月数名程度に限られることがある
  • カウンセラーの経験値や相性に左右されやすい
  • 料金が高めになる傾向(人的リソースが必要)

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自由検索や申し込み機能の使用範囲と制限

多くの結婚相談所では、登録後に「システム検索」が可能になります。これは、自分の希望条件に合う相手を検索し、プロフィールを見てお見合いの申し込みができるという機能です。

一見すると便利で自由度が高そうに見えますが、相談所ごとに制限や条件が存在するため、事前確認が欠かせません。

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自由検索機能の基本仕様

● 主な検索条件

多くのシステムでは、以下のような条件を設定して相手を検索できます。

  • 年齢
  • 居住地
  • 年収
  • 学歴
  • 身長・体型
  • 結婚歴・子どもの有無
  • 喫煙・飲酒の有無
  • 趣味や価値観(自由記述含む)

● 検索できる対象

  • 公開設定されているアクティブ会員のみ
  • 一部の高ステータス会員(医師・士業など)は検索対象外に設定されていることも
  • 非公開会員は基本的に表示されない

使用範囲と制限に関する主な注意点

1. 申込み可能な人数の制限

多くの結婚相談所では、月に申し込める人数が制限されています。

  • 一般的な上限:月10〜30人程度
  • 上位プラン:50人以上申込み可能
  • 申込みに対して相手が「OK」しなければ、カウントされない相談所もある

このため、やみくもに申し込むのではなく、1件ごとの戦略的な申し込みが必要になります。

2. 検索できる時間帯や回数制限

一部システムでは、ログイン時間や検索可能な時間帯に制限がある場合もあります。

  • 深夜帯の使用不可
  • 連続ログイン回数による制限(セキュリティ対策)

3. プランによる利用範囲の差

  • スタンダードプラン:検索・申込数が限定的
  • プレミアムプラン:検索対象の幅が広がる、申込数が多くなる
  • 上位プランでなければ見られない会員層も存在

4. お相手の条件によっては非表示に

  • 相手が設定している条件に合致していないと、検索結果に表示されない
    • 例:「年齢35歳までの女性しか検索結果に出さない」など

5. 自由検索不可の相談所もある

  • カウンセラー主導型の一部では自由検索を提供せず、すべて紹介制というケースもあります
  • 特にハイステータス相談所や非公開重視型はこの傾向が強い

申し込み後の流れと制約

申し込みをしたあとは、相手が「OK」「保留」「お断り」などのリアクションを返します。ここでも制限やルールが存在します。

  • 相手が返信をするまで、次の申し込みができない仕様のところもある
  • 申し込み後の有効期限(7日~14日程度)がある
  • 一度断られた相手には、再申し込み不可のケースも

自由検索を効果的に使うためのポイント

  • 希望条件を広げて検索する
    • 「年齢+3歳」「地域を隣県まで拡大」など、出会いの幅を増やす
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