【注意点あり】結婚相談所を選ぶ前に必ず読むべきこと

結婚相談所を使った婚活は、真剣な出会いを求める人にとって非常に有効な手段です。

しかしその一方で、「高額なのに出会えなかった」「想像していたサポートと違った」「早く決めすぎて後悔した」という声も少なくありません。

結婚相談所は人生のパートナー探しを任せる場所。だからこそ、事前の比較・見極めが成功の鍵になります

ここでは、契約前に必ず押さえておきたい「選び方の基本」と「見落としがちな注意点」を整理してお伝えします。

【結婚相談所を選ぶ前に確認すべき7つのポイント】

① 料金体系が明確かどうか
② 加盟している連盟(IBJ・JBAなど)の有無
③ 担当カウンセラーの質と相性
④ 実在会員の「年齢層・地域・男女比」の情報が開示されるか
⑤ 成婚までの流れ・サポート内容が具体的か
⑥ 入会後に「後悔しやすい人の特徴」を把握しておく
⑦ 悪質な業者や詐欺に引っかからないための最低限の防御

目次

① 料金体系が明確かどうか

結婚相談所選びにおいて、最も誤解や後悔が生まれやすいのが「料金の仕組み」です。

パンフレットやウェブサイトには「入会金○万円」「月会費○千円」と書かれていても、実際にはそれ以外にもさまざまな費用が発生する場合があり、総額で見ると大きな違いになります

とくに注意したいのは、「安く見せて実は高い」「初期費用は安いが成婚料が高額」「オプションでどんどん追加」など、仕組みの複雑さで実態が見えにくい料金体系です。

契約前に「最終的に、どのタイミングで、どんな費用が、いくらかかるのか」をはっきり把握しておくことが、安心して婚活を進めるうえでの第一歩になります。

【結婚相談所で発生する主な費用項目】

項目 内容 相場の目安
入会金 登録に必要な初期費用(システム登録・事務手数料) 3~10万円程度
初期活動費(登録料・活動サポート費) プロフィール作成、写真撮影、カウンセリング費用など 5~20万円程度
月会費 会員として活動するための毎月の料金 1~2万円前後
お見合い料 1回のセッティングごとにかかる費用(※無料のところもある) 0~5,000円程度/回
成婚料 成婚退会時に支払う成功報酬的な費用 5~30万円程度
その他オプション 写真撮影、服装指導、恋愛講座など 任意で発生(1~10万円以上のことも)

このように、「初期費用+月額+成婚料」だけでも3つの軸があり、それぞれの金額が異なるため、総額を必ず確認することが重要です。

【確認すべきポイント①】全体の料金が“パッと見て”分かる資料があるか?

  • 「料金表が紙やPDFで提示されるか」
  • 「ホームページの料金ページが明瞭か」
  • 「◯ヶ月活動したら総額でどれくらいになるかの例」が提示されるか

これらが明確に開示されていれば、料金に対する透明性が高く、後からトラブルになりにくい相談所と判断できます。

【確認すべきポイント②】追加費用・中途退会時の料金はどうなるか?

  • 「お見合いごとの課金の有無」
  • 「プロフィール写真の変更や撮影費用」
  • 「途中退会時の返金はあるか/違約金がかかるか」

安さに惹かれて契約したあとで、予想外の請求が来るのは“料金体系が曖昧”な証拠です。

【確認すべきポイント③】プランごとの違いが具体的に説明されるか?

  • 「このプランはどこまでサポートされるのか」
  • 「担当カウンセラーの対応範囲が違うのか」
  • 「お見合い件数や紹介人数の制限があるか」

金額だけでなく、「どの料金でどんな内容が受けられるのか」を明確に把握しましょう。

【料金で後悔しないためのチェックリスト】

質問 理想的な答え
全体でいくらかかるか、プランごとに総額を教えてもらえるか? はい。初期・月会費・成婚料すべて含めたモデル例を提示できます。
成婚に至らなかった場合の費用負担は? 活動期間に応じた実費のみです。返金制度がある場合もあります。
成婚料は“いつ”発生するのか? 成婚退会の申し出時点で一度のみ請求されます。重複課金なし。
月会費やお見合い料の停止はできる? 休会制度・返金制度があります。条件を明示しています。

② 加盟している連盟(IBJ・JBAなど)の有無

結婚相談所を比較していると、「会員数◯万人」「月間成婚数◯件」など、大きな数字が目に入ることがあります。
一見魅力的に感じられるその数字ですが、実は“その結婚相談所単体”の数字ではなく、所属している“連盟(ネットワーク)”全体のデータを含んでいる場合が多いのです。

この“連盟”の存在は、結婚相談所選びにおいて見落とされがちですが、出会える人数・会員の質・地域の広がり・サポート体制に直結する非常に重要な要素です。

【そもそも「連盟(婚活連携ネットワーク)」とは?】

  • 結婚相談所同士が提携し、会員情報を相互に共有して紹介できるようにした仕組みのこと
  • 1つの結婚相談所に登録すると、連盟を通じて全国の加盟相談所の会員と出会える
  • 大手でも中小でも、連盟に加入することで出会いの機会を拡大している

【主な婚活連盟とその特徴】

連盟名 特徴 会員数(目安)
IBJ(日本結婚相談所連盟) 成婚重視・カウンセラーサポートが手厚い。プロフィールの質も高い。 約8万人以上
JBA(日本結婚相談協会) 全国の中小相談所を結ぶ老舗連盟。地方婚活にも強い 約5~6万人
BIU(日本ブライダル連盟) 柔軟な運営の相談所が多く、ベテランも多い 約5万人
TMS(全国結婚相談事業者連盟) ITを活用したシステムが充実。紹介数が多め 約6万人
仲人ネットコム/Rnetなど 地域密着型の連携が中心で、対応が人情寄りな傾向 数千〜2万人程度

※ 会員数は連盟ごとの合算であり、重複会員が含まれる場合もあります。

【なぜ加盟連盟の確認が必要なのか?】

● 出会える人数・属性の幅が大きく変わる

  • 小規模な相談所でも、IBJなどの大手連盟に加盟していれば全国規模での紹介が可能
  • 地方在住者でも「大都市の会員とマッチングできる」など、活動範囲が広がる

● 紹介される会員の“真剣度”がわかる

  • IBJなどでは、全会員に「独身証明書・年収証明」などの提出が義務化されており、安心して出会える
  • 連盟によっては「提出書類のルール」「プロフィールの質」「審査基準」が異なるため、どこに加盟しているかで“会員の質”が大きく変わる

● システムの利便性やサポートの質にも差が出る

  • 一部の連盟は、専用アプリや検索システム、AI紹介などの機能が充実している
  • 紹介・お見合いの申し込み・スケジュール管理など、活動効率にも直結する

【確認時のチェックポイント】

質問内容 望ましい回答例
どの連盟に加盟していますか? 「当社はIBJ・JBAに加盟しており、約○万人の会員と出会えます」
自社会員と連盟会員はどう違いますか? 「自社会員は○○名ですが、連盟会員と合わせてマッチング可能です」
連盟の会員と出会う場合、料金や流れに違いはありますか? 「特に追加料金は不要で、同じシステム上でご紹介・申し込みができます」

【注意すべきパターン】

  • 「うちは会員数が多いです」と言うが、連盟名や内訳を説明しない
  • 連盟に加盟していないのに、自社会員のみで数万人とアピール(ほぼ不可能)
  • 「今はたくさん紹介できますよ」など曖昧なトークのみで判断させる

こういった相談所は、実態のない数字で信頼感を演出しているだけの可能性があります。

③ 担当カウンセラーの質と相性

結婚相談所での婚活は、紹介される相手の条件や人数ももちろん大切ですが、実は多くの成婚者が口を揃えて言うのが、「良いカウンセラーに出会えたことが、成功の決め手だった」ということです。

結婚相談所の婚活は、“一人で戦う”ものではありません。ときに迷い、ときに落ち込み、ときに焦る。そんな場面で支えてくれるカウンセラーとの相性と質が、活動の満足度・継続率・成婚率を大きく左右します。

【なぜ「カウンセラーの質と相性」が重要なのか?】

● 婚活の流れは予想以上に感情の波があるから

  • 初対面の人と繰り返し会うプレッシャー
  • 断られた/断ったことへのモヤモヤ
  • 家族・仕事との両立のストレス

そんなとき、一緒に悩みを整理し、前向きに背中を押してくれる存在がいるかどうかで結果が変わります。

● 婚活は“正解のない選択”の連続だから

  • 「本当にこの人でいいのか」「この断り方でよかったか」など、判断の連続

プロとしての視点で状況を客観的に捉え、的確なアドバイスをくれるカウンセラーがいれば、迷いが減る

● カウンセラーの質=その相談所の“サポート体制”そのもの

  • 丁寧なヒアリング
  • 価値観に合う相手の紹介
  • お見合い後のフィードバック・交際中の悩み相談

これらを「どこまでしてくれるか」が相談所によって大きく異なるため、担当者の対応力は“活動内容そのもの”と言っても過言ではありません。

【カウンセラーとの“相性”を見極めるには?】

無料相談の場で、以下のポイントを意識してみてください:

チェックポイント 見るべき反応・様子
話を丁寧に聞いてくれるか 自分の考えを途中でさえぎらず、きちんと耳を傾けてくれるか
押しつけがましい提案をしてこないか 「この人がいいですよ」など一方的な進行になっていないか
質問への回答が具体的か 「なんとかなる」「心配いりません」ではなく、根拠ある答えをくれるか
雰囲気・話しやすさ 緊張せず自然に話せるか、価値観が近そうか

【カウンセラーの“質”を判断するには?】

判断基準 確認の仕方
資格・経験年数 「担当カウンセラーの経験年数は?資格はお持ちですか?」など質問してみる
担当制かチーム制か 「最後まで1人のカウンセラーが担当ですか?」と確認
フィードバックの仕組み 「お見合いや交際で困ったとき、どこまでサポートしてくれますか?」
成婚実績 「どんな人が成婚しているか」「過去の成功事例」を聞いてみる

【注意すべきポイント】

  • 「どんな方でも大丈夫です、安心してください」など、根拠のない楽観トークのみのカウンセラー
  • 「このプランにすれば絶対出会えますよ」と即決を迫ってくる対応
  • 相談時に話を急かしたり、説明が一方的だった場合は、入会後もサポートに不安が残る可能性あり

④ 実在会員の「年齢層・地域・男女比」の情報が開示されるか

結婚相談所を選ぶとき、多くの人が気にするのが「出会える人の数」や「自分に合う人がいるかどうか」です。

しかし、パンフレットやホームページに書かれている「会員数◯万人」「成婚率◯%」などの数字をうのみにするのは危険です。大切なのは、“その数字の中身が自分に関係のあるデータかどうか”を見極めること

つまり、「自分の希望条件に合う会員が、どれくらい実在しているか?」を知るためには、年齢層・地域・男女比といった属性情報が“具体的に”開示されているかどうかが大きな判断材料になります。

【なぜこの情報開示が重要なのか?】

● 「◯万人会員」の数字だけでは意味がない

たとえば、あなたが「30代後半の女性で、関東在住・同年代の初婚男性を希望」していた場合でも、

  • 実際には「希望する層」が1割にも満たないケースもある
  • 地方に偏っていたり、年齢差の大きい層が中心だったりする可能性もある

だからこそ、“総数”ではなく“内訳”の開示がなければ、現実的な活動がイメージできません。

【確認すべき3つの情報】

① 年齢層の構成比

  • 20代・30代・40代・50代以上の比率
  • 成婚実績が多い年齢層はどこか
  • 自分の年齢が「需要の高い層」に入っているか
確認例 「当社では30代〜40代が会員の約6割を占めています。特に30代後半の男性と40代前半の女性の成婚実績が多いです」

② 地域別の在籍数

  • 自分の住んでいるエリアや希望する地域に、紹介できる会員がどれくらいいるか
  • 地域によって「出会いのチャンス」に格差がないか
  • 地方在住者の場合は、地域密着型か、全国対応型かを確認
確認例 「関東エリアには約1.5万人が在籍しており、都内だけでなく埼玉・千葉・神奈川の会員も多く活動中です」

③ 男女比と世代ごとのバランス

  • 年代別の男女比(例:30代前半は男性40%、女性60%)
  • 男性過多・女性過多になっていないか
  • 自分がどの程度“選ばれやすい層”に入っているかの参考になる
確認例 「40代男性はやや多めで女性の希望が集中しやすいため、女性側が有利な構成になっています」
無料相談時に聞くべき質問例

  • 「私のような条件(年齢・地域・希望相手の条件)だと、実際に紹介できる会員はどれくらいいますか?」
  • 「年齢層や地域の内訳を、実際のデータで見せてもらえますか?」
  • 「男女比はどの年代でバランスが取れていますか? 偏っている世代はありますか?」
  • 「最近の成婚者の年齢層や傾向を教えてもらえますか?」

これらに対して、明確な数値や資料を用いて回答できる相談所は、会員管理と開示がしっかりしています。

【注意すべきサイン】

  • 「会員はたくさんいますから安心してください」と、具体的な内訳を言わない
  • 「今、あなたに合いそうな人はいますよ」と、根拠のない断言をする
  • 「入会しないと会員の詳細は一切見せられません」と強く制限してくる(匿名プロフィール例すら出せない)

このような相談所は、実在する会員が少ない or 情報を開示できない運営体制の可能性が高いです。

⑤ 成婚までの流れ・サポート内容が具体的か

結婚相談所に入会すれば自動的に結婚できるわけではありません。実際の活動は、「プロフィール作成」「お見合い申込み」「仮交際」「真剣交際」など、いくつかのステップを経て進みます。

この一連の流れと、その中でカウンセラーがどこまで・どのようにサポートしてくれるのかが、結婚相談所ごとに大きく異なります。

だからこそ、「具体的にどんなサポートがあるのか」「成婚までどんな道筋をたどるのか」を明確に説明してくれるかが、安心して活動するための重要な判断基準になります。

【結婚相談所の基本的な活動の流れ】

以下は、一般的な“成婚までのステップ”です。
これに対して、相談所がどこまで伴走してくれるかを確認しましょう。

  1. 入会・カウンセリング(初回面談)
  2. プロフィール作成・写真撮影
  3. お相手検索・申し込み/紹介受け
  4. お見合い(初対面)
  5. 仮交際(複数交際OK)
  6. 真剣交際(1人に絞って将来を見据えた交際)
  7. プロポーズ・成婚退会

【確認すべきサポート内容の具体性】

① プロフィール作成サポートはどこまであるか?

  • 写真撮影のアドバイスや提携スタジオの紹介
  • 自己PR・紹介文の添削、異性に響く内容へのブラッシュアップ
  • 年収や学歴などの証明書類提出のチェック

第一印象で判断されやすい相談所婚活において、プロフィール作りは最重要。

② お見合いの組み方・調整方法の説明はあるか?

  • 自分で申し込む以外に「紹介型」があるか
  • お見合いの日程調整・会場予約を代行してくれるか
  • 断られた場合のフィードバックをもらえるか

「会うだけ」で終わらせず、次に活かせるフォローがあるかが継続力に直結します。

③ 交際中のサポートはどの段階でどんな対応があるか?

  • 仮交際中に迷いや不安があるとき、気軽に相談できる体制があるか
  • 交際終了をどう伝えるか、迷ったときの相談対応
  • 真剣交際への進み方、タイミングの助言

この段階での“心のフォロー”があるかどうかが、モチベーション維持のカギです。

④ 成婚に向けた支援(プロポーズや親への挨拶準備など)

  • プロポーズのタイミングや場所、プレゼントの相談
  • 成婚退会後の“結婚準備”や両親への報告のアドバイス
  • 成婚後のカップルに向けたサポートやイベント案内がある相談所も

【無料相談での質問例】

質問 期待すべき答え例
成婚までの流れをステップごとに説明してもらえますか? はい。入会から退会までの流れを図や資料でご説明します。
お見合いや交際がうまくいかなかったとき、どんなフォローをしてもらえますか? 状況を詳しく聞いて、改善点をアドバイスしながら次の活動につなげます。
真剣交際をどう判断すればよいか迷った場合は? 面談・電話などで個別に相談できます。第三者視点で状況を整理します。
プロポーズや結婚の進め方についての相談にも乗ってもらえますか? 成婚間近のサポートまでしっかり行っています。

【注意すべきサイン】

  • 「成婚までお手伝いします」と言いながら、具体的な流れや内容を説明できない
  • 活動中の相談が「回数制限あり」「メールのみ」「有料オプション」など、サポートに実質的な壁がある
  • 「最初は自分でがんばってください」と放任型であることを正当化する対応

サポートの中身が不透明なまま契約すると、孤独な婚活になりやすく、途中で挫折する原因になります。

⑥ 入会後に「後悔しやすい人の特徴」を把握しておく

結婚相談所に入会する前は「本気の人が多いからすぐに結果が出そう」「条件に合う人と会えるから効率的」といった期待を抱きがちです。

しかし、いざ活動が始まると、「思っていたより大変」「出会いがあっても気持ちが乗らない」と感じてしまい、“こんなはずじゃなかった”と後悔する人も少なくありません

大切なのは、入会前に「自分がどんなタイプの人間なのか」「どんな思考傾向があるのか」を客観的に見つめ後悔しがちな特徴を知っておくことです。

これを知っておけば、相談所選びや活動方針にも無理がなくなり、納得感のある婚活を進めやすくなります。

【後悔しやすい人の特徴とその背景】

①「ときめき」や恋愛感情がないと前に進めないタイプ

  • 結婚相談所では、プロフィールや条件から始まる“理性的な出会い”が中心
  • 初対面から強い感情は起こりづらく、「恋愛ドラマ的な盛り上がり」を求めるとギャップが大きい
対策

「信頼や安心がじわじわ育つ相手」にも目を向ける視点を持つ

② 条件へのこだわりが強すぎる

  • 年収・学歴・身長・容姿などに固執すると、マッチングが極端に絞られ、出会いが減少
  • 条件に合っても「人柄」が合わなければ関係は続かない
対策

「自分が一緒にいて落ち着ける・自然体でいられる人」という感覚も大切に

③ 短期決着を望みすぎる

  • 「半年で結婚したい」「1〜2回でピンと来なかったら終了」など、結果を急ぐとプレッシャーに変わる
  • 出会いは“タイミングと相性”なので、焦りが強いと逆に失敗の原因に
対策

期間よりも「納得できる選択」ができることを優先する

④ 比較癖が強く、他人と自分を比べて落ち込みやすい

  • SNSや他の婚活体験談を見て「なぜ自分だけうまくいかないのか」とネガティブになる
  • 活動中も“もっといい人がいるかも”と迷いがちな傾向あり
対策

「自分軸」を育てる婚活姿勢と、信頼できるカウンセラーとの対話を大切に

⑤ 相談・報告が苦手で一人で抱え込んでしまう

  • 婚活での悩みや違和感を誰にも話せず、自己判断だけで動く
  • 実は「うまくいかない理由」が自分では見えていないケースもある
対策

カウンセラーとの信頼関係を築き、迷ったらまず話す習慣を

【入会前にできる“自己チェック”のすすめ】

以下の質問にYESが多い人は、事前に心の整理や意識改革が必要です:

  • 「条件に妥協したくない」という思いが強い
  • 「恋愛感情が湧かないと結婚は無理だ」と思っている
  • 何事も短期で結果を出したい性格だ
  • 人に頼らず、何でも自分で判断したい
  • 周りと比べて婚活が遅れていると感じて焦っている

このような傾向がある人ほど、“自分と向き合う時間”を持ってから入会する方が成功しやすいです。

⑦ 悪質な業者や詐欺に引っかからないための最低限の防御

結婚相談所という場は、本気で人生のパートナーを探している人が集まる場所である一方、そうした「真剣さ」や「焦り」に乗じて、悪質な業者や詐欺まがいの勧誘が入り込む余地もゼロではありません

中には、表向きは立派な相談所に見えても、契約後にサポートが雑だったり、虚偽の会員情報を使っていたりするケースもあります

さらに、会員のふりをして近づいてくる“交際商法”や“マルチ商法目的の偽装会員”も報告されています。

こうした被害に遭わないためには、「何をチェックし、どう見抜くか」という防御の基本知識を事前に持っておくことが大切です。

【最低限おさえておくべき防御ポイント】

① 無料相談で「実在会員のプロフィール例」を見せてもらえるか

  • 匿名のプロフィール(年齢・職業・居住地など)が数名分見られるのが一般的
  • 見せられない理由をはぐらかされたら要注意
  • 自分の希望条件(例:40代前半・関東・年収◯万円以上)に当てはまる会員がどのくらいいるか、具体的な数字で説明できるかが信頼性のバロメーター

② 会員数・男女比・年齢層の説明が具体的か

  • 「◯万人登録」という数字だけでは意味がなく、内訳の説明(年代別構成・地域別会員数など)があるかを確認
  • 「自社登録会員数」と「連盟経由の会員数」の違いを正直に説明してくれるかもチェックポイント

③ 高額プランを“即決”させようとしないか

  • 「今日契約すれば割引します」「今すぐ入らないと損ですよ」などの営業トークは典型的な悪質パターン
  • 信頼できる相談所ほど、「まずは比較してください」「一度ご家族にも相談を」と判断の余裕を与えてくれる

④ 成婚料の金額や発生タイミングが明確にされているか

  • 成婚料が“退会時”なのか“プロポーズ時”なのかなど、いつ・いくら請求されるかの説明があるか
  • 成婚の定義が曖昧だと、「付き合っただけで成婚扱い」になることも

⑤ 契約書や重要事項説明書を丁寧に読み合わせしてくれるか

  • まともな相談所であれば、必ず「重要事項説明書」を契約前に交付して説明する義務があります(特定商取引法)
  • 内容を読み上げず、「こちらにサインだけお願いします」と急がせる相談所には注意

⑥ 結婚の意思がない“交際商法”の会員が混ざっていないか

  • まれに、「結婚する気がないのに、投資・副業・商品販売目的で活動している偽装会員」が存在する
  • こうした情報が寄せられたとき、相談所側がしっかり対応してくれるか(強制退会・警告など)も重要な安全基準

⑦ 登録時に「独身証明書」などの書類提出が義務化されているか

  • 独身証明書・年収証明・学歴証明などを義務化していない相談所は、既婚者や虚偽プロフィールを放置している可能性あり
  • こうした証明書を確認している連盟(例:IBJなど)に加盟しているかも確認材料になる

【無料相談時のチェック質問例】

質問 期待できる答えの例
実在会員のプロフィール例は見せてもらえますか? 匿名で数名分、ご希望に近い方の例をご覧いただけます。
会員数はどのくらい? そのうち自社会員は? 全体で約◯万人、うち自社登録は約◯千人です。男女比や地域別内訳もご説明します。
この料金の内訳や、成婚料の発生タイミングを教えてください 成婚料は真剣交際→プロポーズ成立後の成婚退会時点で発生します。金額は明記しています。
書類提出はどこまで必要ですか? 入会時に独身証明・年収証明・学歴証明(該当者)をご提出いただいております。

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